めちゃくちゃ良い...........
実際の時間と作品の中の時間が同じく経過してるの大好き。ビフォア三部作、6ボク、トレインスポッティング。ベストキッドの主役と悪役の俳優がそのまま壮年期の彼らを演じる。悪役だったジョニーは冴えない暮らしに、主役のダニエルは輝かしい人生に。たぶんあの人にとって自分は悪役だったのだろうと思い当たることがある。そしてあちらの方が輝かしい人生を送れてるようだ。だれかにとっての悪役の人生も進んでいく。加害者にも辛い過去が...という話ではなく、だれもがだれかをいつも傷つけうるという話。わたしは今までだれかのことをいじめたり差別したり殺してきたのだと思う。自分が善人だと信じて疑わないことの恐ろしさよ。ダニエルはかつてのいじめっ子の営業妨害したり、そうかと思えば彼の家庭環境を知りジーンときちゃうけど、単純で自分を善だと信じるかつての主人公にイラっとするからすごい。2000年代生まれの高校生との価値観のちがい、関わり合いもおもしろい。80年代価値観から現代へ。
これのためにベストキッド3作観たけど、とりあえずシーズン1はベストキッド1作目（1984）だけおさえておけば楽しめる。シーズン5まであるんだ...まだ終わらない嬉しさ...（お辞儀だけおかしいよ！お辞儀の時に相手の顔を見るのはヘン！だれか教えてあげなよ！）
