順風ライフseason4

電車男の順風ライフseason4のレビュー・感想・評価

電車男(2005年製作のドラマ)
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松尾諭さんがかなり初期の頃に出てたというのが『拾われた男』であって久しぶりに観た。出てた。堀北真希も出てた。ヤマシゲが南知多町の引きこもりだった(おれは中学生のころヤマシゲのアメブロを熱心に見てたのです)音楽と演出がめちゃくちゃうまい。インターネットの幻想❕でも、同時に気持ち悪いのだ。男性への処女信仰?思い通りになる男性への欲望?群ようこさんが「男はいつも健気な女が好き」と言っててガハガハ笑ってたけど、これじゃ逆転しただけじゃないか。一途で健気でピュアな男を上から目線で見てるじゃないか。電車男もエルメスもピュアでちょっと天然、それをちょっと上からテレビの前でおもしろがる。応援する人も美しく描かれてるからいい気になる。わかる、ピュアな人っておもろいよな、自分もそう消費してたことがあったけど、それってバカにしすぎだろ。 清潔な男性という、オタクから生々しさを差し引いたそうそれは幻想❕
お笑い担当の陣釜さん、当時はおもしろがっていたのだが、改めてみると設定がエグい。非正規社員の女でなにか困ったときに身体で解決しようとする。度々職場を変更せざるを得ない。唯一不快じゃなかったのは豊原功補さんだ。ドラマのお笑い担当って難しい、ちょっとの何かでスベるしその空気感を受け取れないのでそのまま続けて痛々しい。豊原功補さんはいつも良い。本当にすごい。