ばりう

I-Land 戦慄の島のばりうのレビュー・感想・評価

I-Land 戦慄の島(2019年製作のドラマ)
4.0
ネトフリ1.5倍速一気見。3~4時間位でぶっ通しで見れるのでオススメ

当然見てすぐ解るとして、キャスタアウェイ的なシンプルサバイバルのお話では無いので要注意

テンポよく鑑賞できたおかげか、最後のオチは結構好き…(意外と王道な勧善懲悪の結局一番汚い奴は誰かのベタ展開)あとヒールキャラのフラグ多過ぎて少し胃もたれする時もある。ただそこまで過激なオカルトチックさはないのでトラウマは控えめ。

こういう世界観は嫌いじゃない
日本で有名な御伽噺を思い出した。

その昔の「LOST」シリーズあたりの無理矢理な後半の迷走感と冗長さと比較すれば、全然カロリーも低く、リミッテッドシリーズなので、サッパリしてていい。最後のオチでシッカリした作品コンセプトが理解出来る。SF耐性ある人なら一定のカタルシスはあると思う。悲劇は悲劇だしディストピア感満載なものの、救いは一応ある。「ミスト」程の胸糞不条理もない。ちゃんと結論ありきで制作したと思うと潔くまとまっている。

(「LOST」の場合、人物多すぎる上にその1人1人のサイドストーリーでまるまる1話分位使って、散々引き延ばさせてハードル上げすぎた結果の空中分解だった…考えてみれば、あの当時のドラマシリーズものは、配信やサブスクが今みたいに発達していなかったために実験的で、商業主義に走り易かった故の時代の産物だったのかもしれない…連作を前提に作るから、その都度いくらでも新キャラ投入して、展開がインフレしていって収拾がつかなくなり、ドラゴンボール化していってレミゼラブルになる流れはあった)