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麗姫と始皇帝~月下の誓い~のMMMMerのネタバレレビュー・内容・結末

麗姫と始皇帝~月下の誓い~(2017年製作のドラマ)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

中国ドラマは大体3作に1作くらい我慢できなくなって脱落するのですが、この作品は一応最後まで見たという意味においてはまあまあと言えるのか。

ただ、チャン・ビンビンが顔が綺麗だから見ていられただけであって、ほかにこれといってみる理由もないといえばない作品というか。

ディリラバは顔が魔女みたいで好きじゃないですが、今まで脇役で割とさわやかな役どころをやってたりして嫌なイメージはありませんでした。
これまでこのかたのお芝居に「何を考えているかわからない」感じの「気持ちがつうじない相手」を見てるような気持ちになる経験をしてきたのですが、ずっと役どころのせいだと思っていました。ところが、全然そうではなかったことを今回の作品で知りました。
この方の心の変化こそが大事なのに情緒欠落の精神の病気なの?っていうくらいなんの感情もない描写でびっくり仰天でした。

全体に「何考えてるかわからない」人のオンパレードで共感できないのがこの作品のしんどいところです。
そしてキャラの一面しか描かないのでそのキャラがずーーーーーーーっと同じことを言い続けます。「絶対にこの人を生かしておけない」とか「誰々のためならなんでもする」とか「祖国を守るためなら」とか「天下統一を達成してください」とか・・・また同じこと言ってるのね・・・みたいな感じ。

人物描写が残念なところにストーリーの構成もちゃちい。
タイトルもメインビジュアルも麗姫と始皇帝の二人をバーンと描いているのでこの二人の話かと思いきや、意外と麗姫の師兄の出番が多くて大体全体の筋の3ー4割はこの人の話を見ている感じになるのですが、率直にいってくだらない人間としか思えない深みのない人なので、毎回この人が出てくるたびに早送りにしてしまう。

ですので全48話ですがものすごく早く見れました。
この師兄のくだりを飛ばして話がわかるのかというと全然わかります。
恐ろしいことです。見なくても「この人この後こうなってこうなるんだろうな」という想像通りなので、全然大丈夫です。
想像通りの行動をとって想像通りの最後を迎えます。

始皇帝とタイトル打つからには全国統一までのもっと壮大な展開も期待していたのですが、物語的には「ここで終わるの?はあ?」って感じで、まあ3点が及第点とすると「最後まで見る必要なかったな」というような作品です。
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