鶏

ウォッチメンの鶏のレビュー・感想・評価

ウォッチメン(2019年製作のドラマ)
4.5
1921年に実際に起きた「タルサ人種虐殺」を起点に、今現在もアメリカを苛む人種間の分断を密接に絡めて描かれる新たな「ウォッチメン」。
原作メインキャラクターたちが辿ったその後の顛末や、脇役に過ぎなかった意外なキャラクターに焦点を当てた展開に驚かされる。
今作オリジナルのキャラクターも魅力的で、特にルッキングラスがお気に入り。
語らずにはいられないEp8"1軒の酒場に入る神"は、時系列が入り乱れた抜群によく出来たエピソード。
悲劇で終わると最初から分かっていてもなお愛を求めてしまう"神"の人間臭さと、時空を超えた会話劇が心に沁みる。
まさかウォッチメンでこんなロマンチックなラブストーリーが見られるとは…
鶏