山田太一さんが亡くなり、再放送されていたのを鑑賞。
健さんがテレビドラマに出ているのは珍しい。
駆け落ちして健さんから離れて暮らす妻を大原麗子が演じている。
北海道の芦別が舞台ということで、見渡す限りの銀世界は見ごたえあります。
物語はドロドロの愛憎劇になりそうなところをユーモア交えて描かれている。
いつもはカッコイイ健さんもどこか滑稽に見えておかしい。
妻に振り向いてもらおうと必死な姿は笑えてしまう。
炭鉱で栄えた芦別も今や過疎化して、どうにか活気を取り戻そうとあれこれ考えるドラマもある。
終盤はかつて賑わっていた頃の芦別の炭鉱夫が幻となって出てくるシーンがあり、何とも切なくなる。
前後編含めて3時間あるが、結構面白かった。
特に大原麗子が最後に本音をぶつけるシーンはスカッとした。
まだ売れていなかった頃の阿部寛がチョイ役で出ています。