老人ホームに入居される方の問題や人生経路、悩みにより出会う必要がある、出逢いたいと思って観ようと思った。
介護施設に入居するシーンあり、やわらかい人柄で話しかける感じだった。でも、いい意味で必要な、誘導する、誘導しようという意志、強さあり。
作品は、当たり前になって消え込んでいたり、一つの悲しみ、感情的なところから思い込みのようにいつの間にか色がついたりして忘れてしまっていた記憶を、失われていく母の記憶やその様子から、泉も、母からこぼれていくもの、母の中で大切にされていた記憶などに触れて思いを馳せる、たどることになる感じ。
記憶の儚さ、認知症だからこそ、そのご病気の特徴からくるものとして母が大事にしている思い出が浮かび上がってきたり、過去の記憶の回想を辿る認知症の方の行動や過去の記憶や会話、行動をもとに繰り返される会話を通じて、過去の記憶を泉も思い出し、過去の記憶を取り戻していく物語だと感じた。
実は愛されていた、実は自分の記憶が偏っていたところがあると気づかされる感じ。
多分日記を見てだけど、なぜ吐いたのか？
男との記憶が書いてあったから？
自分の知らない父？との記憶があったから？
少し軽蔑してる母のそういう一面を見るようで気持ち悪かったのか。？
