このレビューはネタバレを含みます
待ってました!ドリワの新作!
『ズートピア』への返答がコレですね!
とてもドリワらしい作品でした。
100分間、最後まで無理矢理な勢いで突っ走るので、観終わった後で「あ〜楽しかった」となれる。変に泣かせにくるシーンとかを挟まない潔さ。
タランティーノにはじまり、オーシャンズやルパン3世など古今東西の強盗ものをオマージュしまくる。そのへんは大人向け。
見所はカーチェイスとダンスシーン、クリムゾン・パウのアクションもカッコいい!
表面上はお気楽な子供向けアニメだけど水面下に込められた毒がまた深くて素敵。
『ズートピア』では動物王国という設定でオブラートに包んで人種差別・偏見を表現していたけど、本作ではなんとバッドガイズ(と数名のキャラ)だけが動物であとは人間。つまりワルのレッテルを貼られると人間扱いされないという社会をオブラートに包まずに表現しております。(笑)
他の毒は明言するのも憚られるのでキーワードだけ載せておきます。(含むネタバレ)
バッドガイズ=ドリワ
ネズミ教授=ディ●ニー
ハート隕石=ディズ●ープラスチャンネル
モルモットたち=無垢な子供たち
ゴールデン・ドルフィン=アカデミー賞
キツネ知事=20世紀FOX
あくまでも推測に基づく個人の見解です。
念のため。