この制度には本当に賛否が分かれると思うし、自分でもこれが正しいのかどうか分からない。（法のことはよくわからないし…）

でも一つ言えるのは、遺族の復讐の形はこんなものでは収まらないだろうということ。

映画の中でも随所で登場する遺族だが、父親はずっと無言で囚人を蔑む。姉妹も不思議そうな目線を手術室に向ける。

側から見れば物凄く残酷な刑にも喜べず、悲しみからは永遠に解放されない。

憂さ晴らしには、決してならないけど
こういう制度があったら
もし私が遺族になったら
迷わず四肢を、あらゆる部位を切断させてやるだろう…

我が師である、九州の賢者、62355cinema5さんのレビューを拝見して鑑賞。いつも素晴らしい作品のご紹介をありがとうございます。

幼い少女をレイプして殺害した犯人。死刑は廃止されていて、代わりの刑罰が執行される。それは、被害者の家族が量刑を決めることだった。

私は、再発防止の観点から、人間としての倫理観が欠如している加害者に対しては強く死刑を望む立場にたっている。生きていれば、何らかの理由で外に出てくる可能性がある。その時に、人としての倫理観が無いものは、また同じことを繰り返す可能性があり、それは排除すべきだという考えだからだ。冤罪云々は、論理のすり替えで、それを言ったら、全ての犯罪は処断出来なくなってしまう。だが、本作の手段は、再発防止になると共に、ある種の抑止にもなり、更にメリットもあるという方法だ。

さはいえ、異論はあるだろう。もしも私の娘がレイプされて殺されてしまい、本作に出てくる極刑が課されるとしたら、どれだけの量刑を望むのだろうか？むしろ、死刑の方がいいと思うのだろうか？

とんでも問題提起をしてくれています。死刑に賛成、反対に関わらず観てみるべきでしょう。

https://youtu.be/_flYlbBpSok

重犯罪を犯した囚人に対して行われる新たな量刑制度とは? その刑罰制度を監修する外科医のナレーションで進むショートムービー。少女をレイプして殺害した男ウィリー・ビンガム。原題 ‘The Disappearance of Willie Bingham(ウィリービンガムの消滅)’が意味することが分かった時の衝撃は凄まじく、思わず目を背けたくなった。彼に対して課された刑罰は非人道的と言えるかもしれないが、率直なところ私はこれはありだと思う。ただ、どんな量刑であっても遺族の負った傷は癒えることはないだろう。これはYouTubeでも観れますよ👉https://www.youtube.com/watch?v=_flYlbBpSok

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