素材を信じる和食的な映画。この繊細な映画は寝不足で頑張って観るものではない。理屈で理解するのではなく、研ぎ澄まされた感度が必要になる。病んでいて感度ビンビンな時に観たらやばいと思う。監督のスタッフと役者を信じる勇気と覚悟、今回はセリフもなく音楽も無くフィルムだから撮ってすぐチェックもできない。監督が北海道で美味しいものを食べて育ったからなのだろうか。あと、映画館の音響による。音量に対しての個人差もあるし、客の入り具合でも音変わるし。
前の石橋さんといい、女優さんの成長のかけがえのない時間を作って焼き付ける監督さん。
