このレビューはネタバレを含みます
ミットを打つシーンは息を飲むほど美しかった。
会長がケイコに次の試合休むか聞くシーンで、言葉で会話し、またケイコにも言葉を使うよう促したところは、ケイコを特別な存在ではなく、一人の人間として真剣に向…
音の無い世界で生きるボクサーが主人公ではあるが、その日常の中で相対するやり場のない苦悩や不満、不安、恐怖、怒りといったものは程度の差こそはあれ誰もが直面して抱えるものだ。それに気付いたからこそ最後に…
>>続きを読む甘えさせてもらえる環境が変わっていくことへの不安。
自分にはわからない世界と一線を引く警戒心。
大事な人が遠くなって行くさみしさ。
どれも身に覚えがありすぎた。
誰もいないジムで会長と素振りする…
音楽が一切ないから、普通の生活音が耳に入ってこれがケイコには聞こえてないんだなぁ、と。
静かなんだけど沢山音があって、展開も静かなんだけど、最後ぐーっと胸に来るものがあった。久しぶりに邦画でいいなと…
このレビューはネタバレを含みます
本当にすごい映画。
ケイコが発したたった一つの言葉は「はい」
演技をするにあたって、何を思いながらどう役に入っていったのか、そこの心情と葛藤がものすごく気になる作品だった。
フィルムが映し出す光、色…
©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS