CSで視聴。三宅唱監督。岸井ゆきの主演。
『2022年 第96回 キネマ旬報ベスト・テン』日本映画第１位。
嘘がつけず愛想笑いが苦手なケイコは、生まれつきの聴覚障害で、両耳とも聞こえない。再開発が進む下町の一角にある小さなボクシングジムで日々鍛錬を重ねる彼女は、プロボクサーとしてリングに立ち続ける。母からは「いつまで続けるつもりなの?」と心配され、言葉にできない想いが心の中に溜まっていく。「一度、お休みしたいです」と書き留めた会長宛ての 手紙を出せずにいたある日、ジムが閉鎖されることを知り、ケイコの心が動き出す――。
時はコロナ禍、聾の女性プロボクサーを描く。
ボクシング映画なのに、ひどく静かな作品。
岸井ゆきののボクサー姿は凄く様になっていて、やはりさすがな役者だ。
とはいえ、やはりボクシング映画なのだから、もっとエモーショナルな作品かと思っていたので、若干の肩透かしをくらってしまった、というのが正直な感想。
三宅唱監督とはあまり合わないので、まぁ仕方ないのだが…。
とはいえ、難聴者を通して、「コミュニケーションの困難と、人生を生きること」が描かれていたので、三宅監督作品の中では高評価作品だった。
静かに燃える青い炎、という感じの作品か。
