アトミ

ハッチング―孵化―のアトミのネタバレレビュー・内容・結末

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

70点

幸せそうな家族(父親、母親、娘ティンヤ12歳くらい?、息子マティアス10歳くらい?)が自撮り棒で自分達の動画を撮影中、窓ガラスに鳥が激突。
ティンヤが窓を開けるとカラスが部屋の中に飛び込んできて暴れる。
グラス、シャンデリア、ガラステーブルが割れてめちゃくちゃ。
ティンヤがシーツを被せカラスを捕獲。
「外へ逃がすか」と尋ねたが母親がカラスの首をへし折って殺し、生ゴミバケツへ捨てるよう指示(ティンヤびっくり)。
外の生ゴミバケツに死骸を捨てたティンヤ。と、犬の吠える声が聞こえ、慌ててバケツに蓋をして飛んで逃げる。
と、カラスの羽が「ピクッ」と動いた。


『PAHANHAUTGJA』


犬が吠えていたのは最近越してきた隣のレータが飼い犬ローサと庭で遊んでいたからだった。
初対面で挨拶する2人。
と、人を噛んだことがないローサが突然ティンヤに噛みつこうとした。


夜。
母親は動画サイトにアップする「素敵な毎日」の動画編集が完成に近づきティンヤに観せる。
ティンヤは体操選手で母親の自慢。
が、動画を観て「足先が伸びてなかった」と言ったティンヤに「編集するから大丈夫」だと安心させる母親。

眠れないティンヤ。
カラスの鳴き声が森から聞こえ、気になり生ゴミバケツを見てみるとカラスの死骸かない。
ティンヤは鳴き声がする方へと森に入って行く。
と、地面にカラスが倒れ、苦しんでいた。
助けようとするティンヤだが抵抗するカラス。
ティンヤはそばにあった石でカラスを何度も何度も殴りつけ、ぶち殺した。
と、そばにあった巣に卵を発見。
ティンヤは卵を持ち帰りベッドの上に置き、ピンクのクマさんぬいぐるみの下で温める。

翌日。
新体操の練習。
ちょっと調子悪い。大会までにフィニッシュを完成させる必要があり、ヤル気はあるがコーチに「休んだ方がいい」と言われる。
3人組に「一緒に帰ろ(どこかへ寄り道)」と誘われたがティンヤは「走って帰るメニュー」があり、断る(付き合い悪くて友達を無くしてる感じ)。

帰宅したティンヤ。
シャンデリアを直しに来てた電気屋テロと母親がキスしてるのを目撃してしまう。

夜。
ティンヤの部屋。
母親はテロとの関係について「パパとは別に大人には必要な関係なの。女同士の秘密ね。あとママは2日間留守にする」と話した。
ティンヤは卵に耳を当て、心臓音を聞いた。


朝。
卵料理を作る父親を撮影するティンヤ。
2日間の「出張(表向きは動画配信セミナー)」から帰宅した母親。

ティンヤはベッドの卵が手のひらサイズからダチョウ卵サイズくらいになっててびっくり。
ピンクのクマさんぬいぐるみのお腹を開き、卵を中に入れて温める。

翌日。
新体操の練習。
ティンヤのフィニッシュはまだ立てないが少しづつ良くなって来た。
コーチも褒め、見学に来ていた母親も喜ぶ。
と、偶然レータも同じレッスンを受けていた。
レータはバッチリフィニッシュを決める。
ソレを見た母親はティンヤを居残りさせ何度も何度もフィニッシュの練習をさせた。
ての豆はズルムケだったが母親は何度も練習させた。
コーチが無理は良くないと止めたがティンヤは「大丈夫」だと練習を続け、フィニッシュを決める事ができた。
母親は大会をライブ配信する予定だと意気込む。

夜。
ティンヤはベッドでフトンを被り、卵にライトを当て、自分の手を卵に当ててみる。
と、中が赤く透け「大丈夫。私が守ってあげる」と話しかける。

母親の寝室。
母親は右ももに大きなキズ跡がある。
コレで体操選手生活を断念した感じ。

ティンヤと動画の完成状況を確認。
母親は「家族に尽くすことが役目だと思ってたけど今はテロといるのが幸せ。愛してる。また週末に留守にするわ」と告白。
不安な気持ちを抑え、理解を示すティンヤ。

部屋に戻ったティンヤ?(後日?)。
自分が丸まったくらいの大きさにまでデカくなった卵(ピンクのクマさんのお腹ははち切れる)を抱きなから泣くティンヤ。
涙が殻をつたう。
が、殻が涙を吸い込んで行く。
そして孵化が始まる。
ティンヤは怖くなり、クローゼットに隠れる。
卵からデカカラスのヒナが産まれ、奇声を放つ。
その音に父親がやってくる。
ヒナはガラス戸を破り逃げる。
ティンヤは部屋に入ってきた父親に「鳥が入ってきた」と誤魔化した。

翌日。
ヒナは部屋に戻ってきた。
腕にガラスが刺さっており苦しんでいた。
ティンヤはガラスを取ってやる。
ヒナはティンヤの手を取り「撫でて欲しい」的に頭に持っていく。撫でてやるとゴロゴロ的に懐いている。
ティンヤはヒナが臭うので風呂に入れてやる。
と、マティアスがトイレをしたいと入って来ようとしたので阻止し「外でして」と追い返した。
何とか風呂から上がり、ティンヤはベッドで子守唄を歌ってやる。ヒナはベッドの下で眠りにつく。

早朝。
ローサが吠えまくっているので不快感で目を覚ましたティンヤ。が、そのまま耳を塞いで眠りにつこうとする。
と、ヒナも目を覚まし、外へ。
夢で「ローサの悲鳴な鳴き声」を聞いたティンヤがハッと目を覚ますとヒナがぶち殺したローサを枕元に持ってきていた。
ゲロるティンヤ。そのゲロを食うヒナ。

ティンヤは庭にローサを埋める。
ソレを部屋から見ていた白い仮面(ジャケットのやつ。ダンボール製で両目に穴)マティアス。

ベッドの下でヒナと眠るティンヤ。
と、マティアスが父親を連れてティンヤの部屋へ入ってきた。
昨夜ティンヤがバスルームでマティアスにトイレをさせなかったため「おもらし」をしてしまったと言いつけたようだ。
父親は「部屋の臭い」とティンヤがベッドの下から顔を出してることに違和感を感じたがとりあえずマティアスに意地悪したことを注意した。
が、「ベッドのシーツについた血(実はローサの血)」が目に入り「生理でイラつき意地悪した」んだと勝手に解釈し、部屋を出て行く。
マティアスがティンヤに対して悪態をつくのでヒナはイラつく。


ティンヤは練習をサボってペットショップで鳥の餌を選んでいた。
と、レータと友達2人が現れて「鳥を飼ってる?」と質問され咄嗟に「いいえ。これから飼うかも」と答える。
「一緒に帰る?」と聞かれ、頷いた。

レータはローサがいなくなったからと貼り紙をはるのをティンヤに手伝って欲しいと頼み、ティンヤは「心配だね」と答えた。


自宅。
母親が帰宅しておりティンヤにだけお土産(ハートのクシ)を買ってたためマティアスが拗ねる。
マティアスはティンヤが持っていた貼り紙を見て、ローサの死骸を掘り起こしに行き、リビングへ持ってきて「お姉ちゃんが殺した!」とチクッた。
が、両親はマティアスの嘘だと信じない。
むしゃくしゃしたマティアスはティンヤを突き飛ばす。
頭を打ったティンヤ。ヒナが目を覚ます。

マティアスはふと気づき、ティンヤの部屋へ。
白い仮面を被り、ベッドの下を覗く。
が、毛布しかない。
が、突然の爪攻撃。
咄嗟に身を引いたマティアス。白い仮面は真っ二つ。

その頃。
ティンヤは発作を起こして痙攣状態。
母親がビンタ。ティンヤは正気を取り戻す。

その頃。
マティアスは母親に言いつけに走る。

行き違いに部屋に戻ったティンヤはヒナに「あんなことしちゃダメ」と叱る。
部屋に入ってきた母親。
ベッドの下を覗くが毛布しかない。
「部屋の臭い」に違和感を感じ、クローゼットを開ける。
と、母親が大会用にとプレゼントしたレオタードがズタボロ。
ティンヤは「知らない」と否定。
ヒナはクローゼットの天井部に張り付いておりティンヤは扉を閉める。
母親はショックで部屋を出て行った。

夜。
ティンヤはクローゼットの前で腹筋。
閉じ込められてるヒナはピーピー鳴く。
ティンヤは扉を開け、ヒナに鳥の餌を与えた。
が、食べない。
逆にティンヤが貪り食い、ゲロを手に受ける。
ヒナはそのゲロを美味そうに食べる。
ティンヤは子守唄を歌いながらヒナに長い毛が生えているのを見つけ、触る。
と、ヒナが「水鳥(アッリ)」と言ったように聞こえ、名前を「アッリ」にする。


夜中。
ティンヤは悪夢を見る。

その頃。
トイレに起きたマティアスが廊下にいる人影をティンヤに間違えるが、ワンビースを着た「得体の知れない何か(アッリ)」に気づき逃げる。
アッリは寝ている母親に襲いかかろうとするが、太ももの傷跡を撫で、手を握る。

その頃。
ティンヤも手をギュッと握る。

その頃。
ハッと目を覚ます母親。
手と太ももがヌルヌルになってるのに気づき、辺りを見る。
と、ドアが空いており、鳥の羽が落ちていた。
母親は包丁を持ってリビングへ。
と、マティアスが「お姉ちゃんは怪物だ!」と抱きついてきてビビった母親。
「悪夢でも見たのよ」と信じなかった。


翌日。
父親は庭のバラに殺虫剤をかけていた。
隣人に挨拶され手を振ったが、足元ではローサを埋めた土を踏み固めていた。

その頃。
部屋でアッリに生えた毛をハートのクシでとくティンヤ。
花飾りをつけて、鏡を見せる。
ティンヤ「すごくかわいいわ」


体育館。
ティンヤは床で連続バク転の練習。
母親も満足気。
床の端でティンヤを受け止めるレータ。
次は交代でレータが連続バク転の練習。
レータの方が上手でコーチが褒め、母親はムスッとする。

母親はティンヤと仲良く話してるレータに「犬は見つかった?」と話しかける。
まだ見つからなくて悲しそうなレータに「でも演技は上手」と褒める。
大会に選抜される可能性はレータの方が高いため母親はティンヤに「もっと必死に練習しなきゃ」とプレッシャーを与える。

と、アッリがクローゼットから出てこようとする。


夜。
車で帰宅するティンヤと母親。

その頃。
1人歩いて帰宅するレータ。
何かの気配を感じる。

その頃。
何かを感じたティンヤは「ママ 戻って!」とお願いする。

その頃。
どんどんティンヤ化したアッリに襲われる。

その頃。
一心同体のティンヤはパニくる。
母親は車を止め、プレッシャーによるストレスだと考え、ティンヤを落ち着かせ、「家もストレスだろうし週末にテロ宅へ行こう」と提案した。

帰宅。
アッリはいない。
ティンヤはクローゼットの中に「取れたくちばし」を見つける。


翌朝。
朝食を摂りながら母親は「テロ宅へ行くわよ」と嬉しそうに話す。
それに対して父親がニコニコしていることにティンヤは意味不明。

テロ宅。
古い家で改装中。
テロの娘ヘルミ(乳児)を紹介される(母親は出産で死亡)。

夜。
不安で眠れないティンヤ。
と、窓の外にアッリが。
部屋に入れて一緒にベッドで横になる。
母親の喘ぎ声とアッリの寝息。
ティンヤはアッリの髪を撫でながら「大丈夫だからね」と話しかける。


翌朝。
母親は動画撮影(テロはカット)。
と、母親のTELが鳴る。

病院。
傷だらけで左手首がないレータ(昏睡的?)の姿を見たティンヤ。
手を触ろうとして突然手を掴まれ発狂するレータにビビってトンズラティンヤ。
気が動転する。

テロ宅。
ティンヤはアッリを激しく叱り、ビンタ(アッリをビンタしてるのに自分にビンタ)。
アッリがティンヤを止め慰める。


いつの間にか眠ってしまっていたティンヤ。
目を覚ますと、アッリは「ほぼティンヤ」の姿に変わっていた。

ティンヤは作業場で作業するテロに会いに行く。
テロはティンヤに鉄棒用の手のプロテクターをプレゼント。
お礼がてら庭で側転を披露。次は側宙を披露するが何故かできない(いつもはできる)。
慰めるテロ。
と、アッリの鳴き声が。
ティンヤは慌てて部屋へ。

心配になったテロはティンヤを追いかける。
と、部屋からゲロる声が聞こえるのでテロは部屋へ入ろうとする。ティンヤはドアを抑えるが入ってきたテロはゲロを食ってるアッリ(テロにはゲロ吐いてるティンヤ。本物のティンヤはドアの陰で見えない)を目の当たりにし母親を呼ぼうと部屋を出ようとした所、アッリが飛びかかりドアに手を挟んでケガをする。

リビングで包帯を巻くテロ。
ティンヤは謝り、家を出て行こうとしたがテロは引き止めた。
ティンヤは母親には内緒にとお願いし、テロは発狂の理由を聞こうとしたが母親が帰ってきたため中断。

大会へ行く前に庭で側転のチェック。
が、上手く行かない。
と、ヘルミが泣き出して母親があやす。
と、アッリが窓の外を覗いたのに気づいたティンヤは「ヘルミも連れて行く」と言った母親は聞かず、車を出した。

大会会場。
父親とマティアス(笑顔なし)も応援に来ている。
母親はライブ配信中。
嫌な予感がし「アッリやめて」と願うティンヤ。
と、ティンヤの順番。
鉄棒の演技。

その頃。
アッリ(もう姿はティンヤ)は斧を持ってヘルミの部屋へ。

その頃。
ティンヤはアッリが斧を振りかぶる姿が見え、鉄棒から落ち、左手首を強打。
と、アッリも左手首を痛め斧を落とす。
と、物音に気づいたテロが部屋に入ってきて、姿を見られたアッリは威嚇しながら窓からトンズラ。

その頃。
ティンヤも演技続行不可能で会場を後にした(父親とマティアスは無視して)。


テロ宅。
テロは帰宅したティンヤにブチ切れ。
が、母親に「今帰宅した所よ?」と言われプチパニ。
が、「地獄へ落ちろ!家に来るな!」と言い放ち、母親にも「君は自分しか見ていない。娘に問題あるしもう関わりたくない!」と2人を追い出す。
母親はテロと話をしようと家に入って行く。

夜。
車に戻ってきた鼻息荒い母親。
突然発狂しながら頭をハンドルに何度も打ちつけ、鼻血ブー。
母親「せめてあなただけでも私を幸せにして欲しかった」

自宅に帰宅。
血まみれの母親に驚く父親。
マティアスは「ティンヤが負けたこと」にニヤつく。

部屋。
アッリが窓の外に。
が、ティンヤはアッリを突き落とす。
アッリは庭から奇声をあげる。
と、庭にいた父親がアッリにティンヤと思い話しかける。

その頃。
母親は傷を化粧で隠し、ライブ配信を中断したため色んなバージョンの「言い訳」を撮影。
と、その様子を見ていたティンヤが母親に「もっと頑張る」と伝えたが、母親は「臭うわ」と無愛想に答える。

その頃。
部屋のクローゼットに入って下を向いてるアッリを追いかけて父親も部屋に入る。
が、どう慰めていいか分からず部屋を出る。

その頃。
ティンヤは風呂に入って「臭い」をゴシゴシ落とす。

その頃。
母親はクローゼットにいるアッリを寝室に連れて行き、ぐちゃぐちゃな髪を「汚らしい」と言いながらクシで強引にとく。
と、ごっそり皮膚ごと髪が抜け、アッリ絶叫。
ブチ切れたアッリは母親を襲いかかる。
その声を聞いたティンヤは寝室に入りアッリを母親から離す。
目の前にティンヤが2人いて母親びっくり。
まだ母親に襲いかかろうとするアッリの前に立ちはだかるティンヤは「消えて!迷惑よ!」と声を荒らげる。
アッリは苦しみ出し発狂。口が裂け、寝室からトンズラ。
ティンヤは「私が育ててしまった」と母親に説明。母親はティンヤを抱きしめた。

母親はティンヤに包丁を渡し、2人でアッリを探す。
説明を受けた父親とマティアスはマティアスの部屋で待機。

母親はティンヤの部屋を捜索。
クローゼットの天井部に張り付いていたのに気づかず襲われる(包丁を落としてしまいベッドの下に転がる)。
と、駆けつけるティンヤ。
大ピンチだったが母親は何とか包丁を手に取り、アッリの太ももにザクッ!
が、ティンヤの太ももにも激痛が走り絶叫!
苦しむアッリ。とどめを刺すため包丁を振り下ろした母親。
が、アッリを庇ったティンヤの胸に刺さる。
アッリに倒れ込むティンヤ。
アッリは流れ出るティンヤの血を口で受ける。
駆けつける父親とマティアス。
泣き崩れる母親。
と、アッリの避けた口が治って行きティンヤ(完全体)の姿になり、言葉を発した。
「マ、、、マ、、、」

母親は鼻水を垂らしながら安堵の表情を浮かべた。






というお話。
ざっくり言うと「アッリはティンヤの理想像(大人)」的なところ(対比)かな。
鳥の雛は卵から孵化すると「初めて目にしたうごくもの」を「親(選択の余地無し)」として認識し依存する(すり込み)。
アッリのヒナの状態は正にソレで「母親に依存してるティンヤそのもの」。

けどアッリはティンヤと違って「親の要求を尽く叶えてくれる存在」。
ティンヤ(親)が「邪魔」な存在を消しにかかる。
ティンヤが母親の要求に答えられてない劣等感への対比になっている。

それとヒナのアッリに対するティンヤは「ティンヤが持つ理想の母像」であり、それは「子のための無償の愛」でティンヤの母親とは真逆。
だからこのために「死ねる」んだよね。
ヘルミの母親に近い。
そして「その願望」。そうやって愛して欲しかった。

「上っ面な装飾品(しかも簡単に壊れるガラス製品ばっか)」をぶち壊す(リアル世界への強制送還的)カラスを捻り殺す(拒否る)母親ってのに「違和感」を持つティンヤ。
母親対する初めての「反抗」だろうね。
ココからの殻を破る(孵化)に繋がって行く。

残念なのは中だるみ(90分ほどなのに惜しい。原因はちょっと説明臭さい感じ。例えばレータのお見舞いでちょっとドッキリとかどうでもいい)とホラーにしては中途半端感(今のご時世だからかショッキング映像は回避的)な所と女性的にソフトな印象(女の子に対する過保護な感じ)な所(後でわかったが監督が女性で納得)。
もっとショッキングな襲撃シーンや殺害シーンがあっても良いし、少女に関してはもっと「危うさ(悪魔的、神秘的な。また儚さ的な)」を出しても良かったと思う(コレは少女を主人公にしまくってる宮崎駿のがうまい。てか「男目線」が故だからもある)。


PS
ラストの「幸せのための奴隷の変わり」がで来てちょっと口角上がる母親好き。
アトミ

アトミ