このレビューはネタバレを含みます
嫌な感じの緊張感が続く映画で、面白かったが、最後の最後のパンチが弱くてちょっともったいなかった。
犬に噛まれたところで、狂犬病になるのでは?卵の正体は結局自分で、水を嫌がるようになるのでは?と思ったらそうならんかった。
卵のアッリは、母親にも感じられる。カラスの首を絞める時のネイルがアッリの鉤爪を彷彿させるし、娘を撫でる仕草は理想の母親のような感じ。
息子は、ママのカレシって言うより、母離れ出来ない息子で、抱きつきの長さから性的なモノを求めてる感じで気持ち悪かった。気持ち悪い一家だ。
父親は理解のある彼氏君の未来と揶揄されてたが、そうでもあるし、なんかとにかく存在感が無い。おかしなことが起きても見て見ぬふりなのが、母親の浮気相手と真逆。家族への働きかけもなく助けようともしない。
最後は良い娘は死に悪い娘が残ったって感じ。実娘は死んじゃったけどアッリを代わりにすれば良いのかという希望が灯る母親の表情が良いな。
すごいな。