このレビューはネタバレを含みます
まさか最後、牧本さんが交通事故に遭って亡くなってしまうとは。想定外の衝撃な展開に驚いた！
無縁仏になった方々が集まって、牧本さんのおみおくりされてるシーン、温かみを感じられた。
牧本さんは、冗談や気もきかないほど真面目で純粋。裏のない人。
気持ちもまっすぐ一直線なんだけど、なんて優しい人なんだろう。
お葬式代を自費であげたり、亡くなった方たちの写真を独自のスクラップブックにおさめたりする心遣い、なかなかできない事だと思う。
孤独死は他人事ではない。
もしかしたら私もいつかどこかで孤独死になる可能性もゼロではないだろうなと思いながら、この作品を観てました。
孤独死やおみおくりに関わる描写だけでなく、牧本さんの日常(＝飼ってる金魚にエサやったり、フライパンや炊飯器を器がわりにして台所で立ち食いしたのが、終盤から食器に移してご飯を食べるようになっていたり、ドラム式洗濯機を回しながら浴槽に浸かる・・・など)もていねいに描かれていたのも良かった。
孤独死というテーマをあまり重たく感じず、
クスッと笑えたり、あったかい気持ちで観れたのは阿部サダヲさんと脚本のおかげなのかな？
