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ザリガニの鳴くところのmskのネタバレレビュー・内容・結末

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

性暴力、DV、虐待描写があるので注意が必要。
自然の描写と作中の音楽、テイラー・スウィフトの『Carolina』が良かった。フェミニズム作品なのかな〜ぐらいの感覚でまったく前情報なしで見て、思ったよりも寓話的でロマンス描写も多くびっくりした。結局優しい男と結婚してまうんや……そこはそのまま湿地で自然と共に孤独に生きてくれよ〜。事件の真相は途中でうっすら分かったから、最後彼女がどう生きていくかみるのを楽しみにしてた分残念。主人公以外で魅力的に描かれる女性が、母親と雑貨店の女性に限られていたのも残念。

店の夫妻も最高のキャラクターなのだが都合が良すぎてファンタジー感が増す。主人公がうける差別以外が描かれないからかな。とにかくおとぎ話だった。
わたしは裁判のシーンが苦手なのだが(理不尽に責め立てられると胃が痛くなる)、この映画はあ〜もう無理見てられないかも!って画面を消す直前、美しい自然に切り替わって鳥の囀りが聞こえてくるのでなんとか観ることができました。ありがとう自然……

主人公のことは好きだった。DV親に捨てられ、自然と共に生き、生きるためにたたかい、自然と共に死ぬ。本も出版する自立した女性で憧れる。全然1人で生きられそうなのにな……ロマンスか……。
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