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ナショナル・シアター・ライブ 2022 ストレイト・ライン・クレイジー

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ナショナル・シアター・ライブ 2022 ストレイト・ライン・クレイジーの作品紹介

ナショナル・シアター・ライブ 2022 ストレイト・ライン・クレイジーのあらすじ

ロバート・モーゼスは権力者を操りNYの労働者の生活を向上させるために40年間、尽力してきたが、彼と対立する考えの抗議団体が現れ、民主主義の弱点が露呈することに・・・。

ナショナル・シアター・ライブ 2022 ストレイト・ライン・クレイジーの出演者

原題
National Theatre Live: Straight Line Crazy
製作年
2022年
製作国
イギリス
上映時間
171分

『ナショナル・シアター・ライブ 2022 ストレイト・ライン・クレイジー』に投稿された感想・評価

chaooon

chaooonの感想・評価

3.7
National Theatre Live in Japan 2022シーズンの第5弾✨最新作✨
トークイベント付き先行上映を鑑賞✨

世界都市ニューヨークのマスタービルダー(創造主)と呼ばれた男、ロバート・モーゼス🏢
彼の独善的とも言える30年に及ぶ都市改造の光と影を描く✨
かの有名なリンカーン・センターを作った人なの😲!?

デヴィッド・ヘア作📕
演出はついこの間『ブック・オブ・ダスト ~美しき野生~』の上映があったまたもやニコラス・ハイトナー!
ハイトナーさんって観客巻き込み型とか、ブックオブみたいな大掛かりなセットとかの作品ばかり観てたから見せ方も音楽とかも派手なイメージだけど、今回はコの字型の迫り出した舞台でセットもシンプルで、役者が引き立つような感じだったなあ✨
二幕目のマンハッタンの大きな地図を敷いてその上に立つの良かった。

主演のモーゼスを演じるのは映画でもお馴染みのレイフ・ファインズ✨
今期のNTLive2022は映画やドラマで活躍してる著名な方の出演多めな印象✨

映画に出てるレイフは好きでも嫌いでもない感じだったけど、今回はすごく引き込まれたなあ✨
舞台って役者の力が存分に発揮されるのだなあと感じた✨

「民主主義は偶然に生まれない」

市民のためと唱え大掛かりな都市改造、道路の開通、ビーチの開放・行楽地化。
その一方で電車やバスといった公共交通手段は排除するという矛盾。
移民が増加していた当時のNYでは劣悪な環境も多く、都市の健全化・緑化のために州立公園を建設🌿スラム街の撤去と衛生的な居住の建設🏢
美しく質の高い都市への改造に貢献したことに間違いはないのだけど、彼の掲げる理想像には偏ったものがあったのも確か。

一方的で傲慢な程の都市計画施策を推し進める姿には、力強さとどことなく無邪気さがチラついて、そんな塩梅をレイフが見事に演じていた✨

彼の行いは正しかったのか、ただの独裁的施行だったのか。
正しさなんてものは時代によって変わるし、価値観や人々の感情によってその判断は変わっていくもの。
新しい何かを生むためには何かを壊さなくてはならない。
一方の視点から物事を捉えたとき、必ず死角は存在する。
反対運動と共に彼の都市計画は頓挫し、彼の輝きの陰りで今作は幕を下ろすけど、彼のような存在が時には必要だという結び。
改めて彼の功績が再評価もされてるのか🤔

モーゼスに権限を与え信頼関係を築いていたスミス市長役にダニー・ウェッブ✨
『リア王』のグロスター卿も凄く引き込まれたけど、今作でのレイフとのやり取りは素晴らしかった👏
逆に言うと一幕はそこ以外は少し退屈だったかな…😇

本編終了後は坂手洋二さんx河合祥一郎さんのトーク付きでした🎤
原作のヘアさんとも縁がある坂手さんによる演出で来年日本でも今作が上演されるらしく、興味深いお話が聞けました👂
haramouth

haramouthの感想・評価

3.3
舞台の上の一味違うレイフファインズを堪能しようの巻。
英国ナショナルシアターで上演された舞台作品を、映画館で見せてくれるのありがたい〜。

1920年代〜50年代、NYの都市計画を独断的に進めたロバート・モーゼスの伝記を下敷きに書き下ろされた脚本だという。
失礼ながら物語には特になんの魅力も感じられなかったけれど、主人公の暴君的で意思を曲げない頑固さを、台詞回しで表現するレイフファインズの演技力には惚れ惚れ。
やっぱりこのおじさん、顔が良すぎるから こういう嫌なやつでドボドボ喋る役がぴったりだよなぁ。。

物語は20年代と50年代の前後編で構成されており、幕間の休憩がビール飲みには嬉しい限り…(お代わりした)。
それにしても後半戦、超絶扱いにくい偏屈おっさんになった主人公のキャラ立ちがエグくて、
あれ、レイフファインズ様、前半ちょっと手抜いてた…?て疑いたくなるほどであった。


英語の現代劇を観るのは初めての経験。
言葉の粒が立ってる感じでセリフが聞き取りやすく、映画とはまた違う演技メソッドがあるのだなぁと素人目線でふむふむと。
大好きな俳優さんたちの舞台での活躍にも興味が湧いてきた… またこういう企画があったら行きたいな〜とワクワクする〜。
せりな

せりなの感想・評価

3.0
NYの都市開発において「マスター・ビルダー」の異名を持つロバート・モーゼスの開発計画の光と陰を1930年代と1950年代の2幕の構成で描いている。

貧困層を切り捨てていると批判があるが、子供の頃から運転手付きの車にしか乗ったことがなく、裕福な暮らししかしたことがない人物なので、市民というカテゴリーから無意識に貧困層を切り捨ててしまっていたのではないかと思った。
この戯曲からは、自身の名を残したいという欲は感じられたが、弱者を切り捨ててでも名声を得たいと考えているようなキャラクターには見えなかったし、市民に開かれた都市を作りたいという純粋な熱意も感じられた。
自分が見えている世界以外の存在を想像できなかったこと、時代の変化を受け入れられなかったことが、1950年以降の批判に繋がったのではと思わせる内容でした。

モーゼス=悪、ジェイコブズ=善と言われがちだが、彼らの対決から時が経った現在のNYは高級な都市に変化してしまっている。
現在進行形で起こっている問題に対しては、時間が経たなければ評価できないしその時にはどちらが正しいのか、もしかするとどちらも間違っているという、その時には判断できないという事も示唆していた。
新しく何かを作るには、今あるものを壊さなければならないし、壊すとなると反発が生まれるのも必然である。

もう少し人の意見にも耳を傾けられる性格ならNYの都市開発も今と違っていたのかもしれない。
Wikiの記述を信じるなら、かなり我を貫くタイプみたいだったので無理だったと思うけど。

モーゼスという人物はアクの強いキャラクターだけど、レイフ・ファインズが演じることで魅力的な人物に見えた。
自分の計画は成功すると無邪気に信じているようにも見えて、そういう部分に惹かれて部下の人たちは働いているのかもと思えた。
あと、サミュエル・バーネットが演じているアリエル・ポーターも良かった。

ニコラス・ハイトナー×ブリッジシアターの公演もっと見たいな。
スクリーニングだと真上からステージが見れたりするけど、ステージ周りの客席の人たちはステージの上の地図とかどれくらい見えていたのか気になる…
モーゼズはイギリス留学の影響で話し方がイギリス人っぽいとの表記を見かけたのでイギリス人キャストでやるのも有りなんだなと思ったり。

『ナショナル・シアター・ライブ 2022 ストレイト・ライン・クレイジー』に似ている作品

ジェイン・ジェイコブズ ニューヨーク都市計画革命

上映日:

2018年04月28日

製作国:

上映時間:

92分
3.5

あらすじ

1961 に出版された「アメリカ大都市の死と生」は、近代都市計画への痛烈な批判とまったく新しい都市論を展開し、世界に大きな衝撃を与えた。今や都市論のバイブルとなったこの本の著者は、NY の…

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