とらじ

フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)のとらじのレビュー・感想・評価

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出演者の水野久美さんのトークショー付きイベント上映(水野久美さんのトークショーがメインだったのかも知れない)で観た。コロナ禍の外出自粛期間にサブスクで観た事があるので初見ではない。
ジャンルとしては怪獣映画なんだろうけど、ほぼ生身の人間に見えるフランケンシュタインが怪獣(バラゴン)と戦う、人間対怪獣のプロレスが見れるのがすごくいい。人間型であるウルトラマンとかジェットジャガーとは全然違う異質な雰囲気。なんせ半裸の男が側転したり怪獣の背中に飛びついたり、引っこ抜いた木に火をつけて暴れたりする。こんなの他の作品で見た事ない。
施設から逃げたフランケンシュタインが水野久美演じるヒロインに会いに来て、警察から逃げていくシーンのミニチュアが精巧すぎて素晴らしい。
劇中で、フランケンシュタイン博士が作った怪物とちゃんと言ってるところもあるのに、その怪物をフランケンシュタインと呼んじゃってるところとか、地底怪獣がバラゴンと呼称されるシーンはないけど、ニック・アダムスが村人を非難させる時に「バラゴン」と言ってた気がするけど、いつ名付けた?とか気になる部分はある。
あとウサギがとんでもない事になってた。
結末が異なるバージョンが存在する作品のようだけど、今回観たのは、最後急に大ダコが出てくるバージョンだった。この大ダコの出来がまた素晴らしかった。
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