にしくん

EO イーオーのにしくんのレビュー・感想・評価

EO イーオー(2022年製作の映画)
3.0
ロバの視点で見つめる人間社会の温かさと不条理。神のように崇められる時もあれば、家畜のように扱われる時もある。一貫性の全くない、人間の気まぐれに振り回されるイーオーが不憫であると同時に、気分によって動物の扱いを変える人間の何と自分勝手なことか。
それをより感じさせるのはイーオーの優しい瞳。喜びや怒り、戸惑い、嘆きの全てを表現している。お見事。
実はイエジー・スコリモフスキ作品初めてでした。
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