にしくんさんの映画レビュー・感想・評価

にしくん

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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.0

細かいことは気にしない!ゴジラとコングが暴れまわる!建物が壊れようが関係無い!とにかく暴れまわる!
それだけの映画だけど、それが全ての映画だ!

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.5

まさに「青山剛昌ユニバース」。コナン、まじっく快斗、YAIBA等のキャラクターを上手く組み合わせた作品で、エンタメ作品としては申し分のないクオリティ。アクションは大分人間離れしてきているが、そこを指摘>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

本格的に物語が動き出す。ポールが本当の意味で戦士になり、指導者として覚醒する本作は、前作よりも遥かに物語が大きく動くこともあって、見応えは十分。砂の惑星に生きる人々の信仰や、そこにまつわる物語も、いか>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

この先に何が起きるのかが常に気になる2時間半。心地よいテンポで、事件について、夫について、そして彼女について知っていく。一筋縄ではいかない夫婦という人間関係は、ふとしたすれ違いで、とんでもない方向に崩>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

リバイバルにて鑑賞。重厚すぎる、あまりにも壮大すぎる物語。砂の惑星で繰り広げられるのは果てしない権力争いと、砂の惑星に住む巨大なサンドワーム。名匠たちが完成させることが出来なかった一大叙事詩が、ドゥニ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

死んだ女性の頭にその女性の胎児の脳を移植して蘇生された女性が世界を旅して自我を確立していく物語。狂った世界観とキャラクターが癖になるのはヨルゴス・ランティモス作品ならではだが、今回は前作以上にそれが際>>続きを読む

仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024年製作の映画)

3.0

ファイズの続編としての納得感はありながらも、「それやっちゃうの?」って部分も多い。巧の行動原理が少し軽すぎなのも気になるところではある。
良い意味でも悪い意味でもぶっ飛んでいて、それが受け入れられるか
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

何も変わらないように見えて、同じ日は一日も無い。毎日の中で、少しうまく行かないことがあれば、嬉しいイベントがある日もある。東京という近未来的な都市の中で、時代に取り残されたような家に住み、トイレ掃除と>>続きを読む

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.0

とにかく出てくる料理が美味しそう。カメラワークや照明の使い方も完璧で、その映像美がより美味しさを際立たせる。お腹空いてきた。今日クリスマスイブじゃん。美味しいご飯を食べようかしら。

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.0

これまでのギャスパー・ノエ作品とは一味違う「静」の作品。でもそこに存在する暴力性は、これまでの作品と変わらない。人間誰しもに訪れる当たり前の「病」と「死」。誰もがいつかは経験することを知りながら、誰も>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.0

メインヒーローの内2人は、ドラマを見ていないと誰なのか全く分からないという点で、いよいよドラマ未視聴者を置き去りにしている感じはあるが、細かいことは気にせずに3人の掛け合いを見れるのは楽しい。しかし、>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.5

スコセッシが描く、一人の男の壮絶な人生。現地インディアンと結婚し、子供をもうけた男はしかし、お金欲しさに壮絶な陰謀の一端を担っていく。
何と言ってもディカプリオとデ・ニーロという、スコセッシ映画の違っ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

率直に言うと凡作。つまらなくはないが、決して面白くもないという印象。ゴジラが戦艦と戦い、東京に上陸してから縦横無尽に暴れまわるシーンはテンションが上がるものの、それでも突っ込みどころが多い。
特攻隊か
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ミツバチと私(2023年製作の映画)

3.0

今の自分と、求めている自分のアイデンティティの違いが8歳の子供に重くのし掛かる。でも自分がどうしたいかがはっきりと分かるわけでもなく、かといってこのままでも良いとは思っていない。
どう生きたら良いかが
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ロクサナ(2023年製作の映画)

3.0

自分とは全く違う世界を、文化を感じること。それが東京国際映画祭の存在意義の一つであり、映画の魅力の一つ。アルコールを持ち歩いては行けない、罰として鞭に打たれる、ヒジャブを被る。だけど、そこに生きる人々>>続きを読む

ひとつの愛(2023年製作の映画)

3.0

小さなコミュニティは人付き合いが密な分、悪い噂も広がりやすく、それが人間関係を悪化させる。村社会は恐ろしく、独り身の女性にとっては生きづらい。
観ていて真っ先に思い浮かべたのは『ドッグヴィル』。小さな
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.0

いつもいつも同じことの繰り返し。でもまぁそれを観に行ってるので、問題無し。ストーリーなんてものはこのそリーズには求めていない。とりあえずトランスフォーマーたちが暴れてくれればそれで良い。
ビーストたち
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バービー(2023年製作の映画)

3.0

バービーの世界は全てが女性優位。女性による女性のための世界では男はオマケの存在でしかない。
しかし、ひとたび現実世界に来ると全てが逆。男が中心の完全な男社会。そしてそこには、バービー人形によって自信を
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

1.0

映画を観ていて久々によく分からなくて寝ちゃった。そして何の映画なのかよく分からなかった。俺がバカなのか、この映画が駄作なのか。あと10回ぐらい観ないと分からないけど、観る気はない。

アイスクリームフィーバー(2023年製作の映画)

3.5

PARCOっぽい、渋谷っぽい映画。4:3の画角とノスタルジーを感じさせる映像が、いかにもカルチャー系な感じ。
アイスクリームを食べていると幸せだけど、アイスクリームは溶けてなくなってしまう。そしてまた
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.5

スパイダーマンである為には通らなければ行けない通過儀礼。愛する者を護ることは、スパイダーマンには許されないのか?それが世界を滅ぼしてしまうのか?スパイダーマンという物語の根幹に関わる部分を攻めた物語は>>続きを読む

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

4.5

酒に溺れた救い用のない母親の再生の物語。捨てる神あれば拾う神あり。多くの人を裏切りながらも、その度に誰かに救われる彼女は、人生のリスタートを決意する。彼女の過去は詳細には語られない。それでも映画の要所>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.5

全員クセが強すぎて、全員が何かしらの秘密を抱えている。次第に明かされていく彼らの秘密は、物語に大きな影響を与え、その一つ一つが物語の核心に迫る。溜まりに溜まった鬱憤のようなものが一気に爆発して、物語が>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

特別なことが起こるわけではない。だけど特別な日々。娘を愛していて、ずっと側にいたいと思っていてもそれは許されず、だけどこんな時でも上手く振る舞えない時がある。ただ流れる父娘にとっての大切な時間を淡々と>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

名声と地位、金に愛する人の全てを持つリディアの物語。自身の全てをそのまま手元に置いておきたいがゆえに、結果としてその全てを徐々に失っていき、徐々にその精神を狂わしていく様は、まるで『ブラック・スワン』>>続きを読む

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.0

完結編シリーズの途中ということで、中々評価するのが難しいところではある。ドミニク、レティ、ドム息子とジェイコブ、ローマンたちという風に4つのパートが同時進行するため、それぞれの物語が気になるところはあ>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

まさしく『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』の完結編。ユニバースの要素を極力排除し、余計に世界観を広げずに、よりキャラを深く掘り下げたことが、傑作誕生の最大要因。
お互いに噛み合わない場面がいく
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.0

ロバの視点で見つめる人間社会の温かさと不条理。神のように崇められる時もあれば、家畜のように扱われる時もある。一貫性の全くない、人間の気まぐれに振り回されるイーオーが不憫であると同時に、気分によって動物>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

100分以内で、細かいことは気にせずに、とりあえず知っているキャラクターを映画で観れると言うのは、この手の作品としては大正解。マリオのゲーム作品へのオマージュをふんだんに盛り込みつつ、ただ囚われるだけ>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.5

もはやヒロイン交代するんじゃないかと思う程に、灰原中心の作品。黒の組織のメンバーの描写も多めで、見応えもある。個人的にはこれまであまり目立たなかったキールの描写が多めで、彼女がキーマンであることが非常>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

ダーレン・アロノフスキーが描く、死を目前にした巨漢の最後の数日。誰かを救おうとする人は、人を救うことが出来ず、何も考えずに取った行動や、書いた言葉が思いがけず人を救う時がある。誰かに認められることが重>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.5

あまりにもリアルすぎる戦場と、あまりにも淡泊な描写が戦争の恐怖を観る側に伝える。親しき友があっさりと死んでいく様が、あまりにも恐ろしすぎて観るに耐えない。特に今は状況が状況なので、描かれているのが第一>>続きを読む

トリとロキタ(2022年製作の映画)

3.5

ダルデンヌ兄弟が見つめる社会の深淵。都合の良いように使われ、そして捨てられるその姿は、現代社会が抱える大きな闇を、生々しく残酷なまでに映し出す。徹底的に演出を排除して、主人公2人も演技初心者を使うこと>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

1.0

個人的には全く面白いと思わなかったし、何がこんなに受け入れられてアカデミー賞を受賞したのか理解できなかった。マルチバースを救うために何かやっているのは分かるけど、マルチバースの自分と繋がる瞬間のよく分>>続きを読む

妖怪の孫(2023年製作の映画)

3.0

映画が、紙・電波問わず、マスメディアが果たすべきジャーナリズムとは何なのか?日本のジャーナリズムがいかに脆弱であるかを感じさせる作品。本作のような作品が出てくるのは非常に良いことだ。
しかし、見方があ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.0

どこか変な娘が降り立った家族はもっとヤバい爆弾を抱えていた。エスターの奇抜さを逆に利用した設定は中々面白かった。1作目はエスターのヤバさが際立っているが、本作はそういった面を見せつつ、エスターの経験の>>続きを読む

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