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クライムズ・オブ・ザ・フューチャーのCUのレビュー・感想・評価

4.0
加速する進化が人間に様々な影響をもたらす近未来。痛覚を失った身体を用いてソールとカプリースは、手術を披露するアートパフォーマンスで人気を得ていた。それを観た1人の男がある提案を持ちかける。その提案とは、自分の息子の遺体を使って解剖のパフォーマンスをしてくれないかというものだった……


予告を観る限りでは、相当グロシーンが多いと予想していたのだけど残念。グロシーンは少なめです。確かに開腹して臓器を取り出すなどのシーンはあるけれど、あまりグロでもなかったかなあ。

でも、作品の終始不穏な世界観がとても良く、なかなか面白かったと思う。体内で臓器が増える病気だったり、プラスチックを食べる子供が母親に殺されたり、身体中に耳があるダンサーが踊っていたり、とにかく見たことも聞いたことも考えたこともないような状況や人が現れるので、評価的には賛否両論だろうと思うけど、クローネンバーグのわけのわからん想像力に脱帽せずにはいられない。

あと、レア・セドゥのエロさにも脱帽。エロが服着て歩いてるくらいにエロい。なんすか、あのエロさは。ソール役のヴィゴ・モーテンセンももちろんエロエロなわけで、そういう意味でもとても良かったです。無修正で観たかった。
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