なんだか、ジャック・ニコルソン主演の「恋愛適小説家」みたいでしたね。こういう、皮肉屋でトゲのある人物がある出逢いをきっかけに心を開く、話は結構多いですね。騒動の中心となる気難し屋の人物に愛嬌があるかどうかで作品の印象が随分変わりますが、本作の主人公テオにはあまり共感できませんでした。先述のジャック・ニコルソン、「最高の人生の作り方」におけるマイケル・ダグラス、「結婚できない男」の阿部寛などは、やや可愛らしさがあって、心情の変化が自然であると感じます。本作の主人公テオの、トスカーナにきて本作ヒロインのソフィアと出会った飲食店での料理への態度は酷かった。質の高低によらず、食材や料理への経緯が感じられません。
風光明媚なトスカーナの景色、素朴な人々は魅力的でした。
（2022年9月 NETFLIXで視聴）
