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“死刑囚”に会い続ける男のeulogist2001のレビュー・感想・評価

“死刑囚”に会い続ける男(2021年製作の映画)
3.4
奥本章寛、植松聖、白石隆浩、千葉祐太郎。いずれも2名以上を殺害した死刑囚である。その死刑囚との面会を8年に渡りし続けるTBSの記者。

タイトルが記者がメインに思えるのは違和感がある。死刑囚の環境要因は軽重はあれ、心的な外傷の大きさは想像できる。そこから立ち直れずに犯罪に行き着いてしまうのは何故なのか。そこは見えない。そもそも事件報道も原因の冷静な分析よりは心情的な批判や俗耳に入りやすい安直な動機でこじ付けてしまう。本作も深い掘り下げは感じなかった。
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