みかん

ビトレイヤー 裏切りの闘争のみかんのレビュー・感想・評価

4.0
何故、ここまで評価が悪いのか!?
観てみる価値は大いにあります。

途中までは、なんて面白い映画なんだろう、星4.5点にしようと思いつつ…

悪党たちの戦いで、悪党にも色んな悪党がいました。
真の悪党、腐敗した善の組織の悪党ふたり、臆病な悪党、割と男気のある悪党、正義のヒーローっぽいけど拷問大好き悪党、下っ端の悪党たちも人間味豊かで、間抜けだけど肝っ玉太い手下や、悪党だけど良い奴。

織りなす悪党模様は面白いのですが、最後は収集出来なくなって無理やり終わってしまった感が残念です。

ここから下は、ラストシーンのネタバレになるかもしれません



私がチンプンカンプンだと感じたのは、3人組のダークヒーロー(ポーカー好きで拷問好き)達は、真の悪党(ミハイル?)の本拠地に乗り込むために気合を入れていた、最強の殺し屋が少し怖気付くような台詞を入れながら…

隠れ家には警察が踏み込んで呆気なく制圧されている。
3人組はバーに乗り込んだが、何故か南米マフィアの親玉が居て瞬殺される。
そして、市長の娘のところにいたはずの真の悪党が何故かワープしてきて参戦、またまたどうしてヒロインの友人の女刑事(唯一の非力な正義の味方)が隠れて撃って良いとこどり。

そしてこの女刑事もくせ者で、全くダリル(ボスに撃たれた下っ端ですね)を助けない。
そして、そもそも元カレとの喧嘩で市長の娘がさらわれる状況を作ったのに、ダリルを目力で利用し、驚くべきは最後に拷問好きの殺し屋と良い感じになって収束する。
いやはや奔放です。

とはいえ、濃いキャラ達で最後まで退屈せずに楽しめました。
みかん

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