このレビューはネタバレを含みます
色んな感情が渦巻いている。
前情報まったく入れずに鑑賞。
カニバリズム要素はない。
ミステリーほど謎はなく、ホラーほど震え上がらず、ちょっとブラックジョークが入っていて、なんのジャンルかわからなかった。
じわじわと面白くなっていくタイプの映画。
でも誰に勧めていいかわかんない。
めんどくさいシェフがいる、めんどくさいレストランの話かと思っていたが、1人目のスーシェフの料理あたりからガラリと雰囲気が変わる。
食べる(eat)ではなく、味わってください(taste)。
と最もらしいことを言う割に、ブチ切れる時は「食べろ!(EAT)」と怒鳴るジュリアンさん。シェフ。
エンドクレジット流れた瞬間に思ったのが、「変態」
。変態映画だコレ。
洗脳だよ、心中だよ。
軍隊のように統率されている料理人たち。シェフに絶対服従。
シェフの奥さんや子供はどうなったんだろう。
彼がああなってしまった過程が知りたい。
最後のチーズバーガー作ってるシーンの、ふとした笑みが良かった。やっぱりレイフ・ファインズ上手いな。