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スピリッツ・オブ・ジ・エアのCのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

青い青い空、赤い地面、果てしなく続く砂漠。美しいオーストラリア(訛りが凄い)の荒野にポツンと建つ家。

途中まで分からなかったけどこれ、近未来の話だった。美しいディストピア。何か大変な事が起きて人類や文明が消え去った後の生き残りの話だった。

空を飛んでここではないどこかへ行きたい足の不自由な兄、ここで死んだ宣教師の父親の墓を守って暮らしたい妹、ふらりと現れた何かから逃げている途中の男が、7日程一緒に過ごす話。

兄が作る飛行機は足こぎ式なので妹の協力が絶対なのに、絶対に協力しない妹。妹は男を悪魔だと信じ、父親の遺したキリスト教にすがっている。男は飛行機で遠くまで逃げたい。

ついに出来上がった飛行機で飛んで行く男。妹と残る事にした兄の元にやって来る3人の訪問者は多分、聖書に出て来るメシアの誕生を知らせに来たアイツらだと思う。救われるのは多分、2人ではなく他の人達なんだろうな。妹の信仰を必要とされているのかも知れない。

いつものように美しい砂漠で二胡を弾く妹。エンドロール。
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