レスター

熊は、いない/ノー・ベアーズのレスターのレビュー・感想・評価

3.0
イランの制度や政治に切り込んだ作品。

パナヒ監督作は何作か観た事あるが、映画製作禁止令を食らってるとは知らなかった。

映画はフィクションだが、どれがフィクションでどれがノンフィクションなのか、情報がないと難しい。
「熊」という象徴は理不尽で、時に命までも奪う。

次に何が起こるかわからない予測不能な展開で、村人は平和に暮らしているように見えるが、それが不気味にすら思える。

遠隔で指示を出している映画内映画の画面は新鮮。

途中で睡魔に襲われ、話が把握しづらかったのが悔やまれるところ。