回想シーンでご飯3杯いける

運命の扉の回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

運命の扉(2022年製作の映画)
3.6
amazonプライム・オリジナルのロマコメ。婚約を控える2組のカップルが年末のとある出来事をきっかけに、入れ替わった形で惹かれ合うという、王道のストーリー。同じアマプラ・オリジナルで「ティファニーの贈り物」という似た設定の良作があるけど、こっちも負けていない。

「ティファニー~」がニューヨークの街並みを背景にしたお洒落な大人の物語だったの対して、この「運命の扉」はコメディ寄り。タイトルは少し大袈裟になっているけど、ここで言う「扉」は、原題のFateというよりDoorにニュアンスが近い。玄関の扉から始まる奇想天外なストーリーを「そんなのありえねー」と冷めて観てしまうか、「こういう現実では起こり得ない話こそ映画の醍醐味」と捉えるかで、評価が大きく変わってくると思う。

僕はいつも後者のスタンスで映画を観るので、存分に楽しめた。ただ、年末に観た方が良かったとは思う。

それにしても、SNSで見栄を張る女性って、ロマコメの意地悪キャラでは世界的に定番の設定になっている。これだけ悪役扱いで浸透しているのに、見栄を張りたい人が減らないのは何故なのだろう?と不思議に思う。