SunO2

恐怖の振子のSunO2のレビュー・感想・評価

恐怖の振子(1961年製作の映画)
5.0
先にリメイク見てたのだが全く違う話。こちらは正統派のゴシックホラー。ポー原作。

セット頑張りました。超ロングで『大鎌』が出てきたときにはアがらざるを得ない。奥行き、縦方向に抜かりない美術、&大道具を使いこなしていてうれしくなる。ヴィンセント・プライスが前時代的というか、19世紀っぽくて良い。泣きマネにはクスクスしてしまうし、最後の方の悪魔スタイルは笑える。バーバラ・スティールの出番が少なくて残念。

根本はミステリー=謎解きか。フラッシュバックは青白いモノクロ画面でサイレント処理。モノローグも端的、80分枠を意識した展開で、流石という感じ。お話を知らなかったのでストーリーも楽しめたしオチで笑った。姉弟2組計4人が入り乱れるお話。面白かったです。
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