aftersun／アフターサンのしろめのレビュー・感想・評価

自分にとって大切な一本になるであろう、公開を楽しみにしていた映画。

映画館出て電車に乗ってても涙が止まらないこんな映画は初めて。メンタルヘルスとクィアの表象がこれほどまでに自然に描かれていることにも驚きを隠せない。

それに、この映画はもう居ない家族のことをより強く思い起こさせる。
なんであの時、姉の気持ちを想像して寄り添ってあげられなかったんだろうとか、父親ももしかしたら何かしらのクィアだったんじゃないかとか。

今ならわかるのに、その家族はもう居ない。