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あしたの少女のCUのレビュー・感想・評価

あしたの少女(2022年製作の映画)
3.7
高校から紹介された実習先のあまりの酷さに追い詰められてゆく主人公のソヒ。しかし、学校の先生をはじめ、両親も友人も、誰もまともに自分の話を聞いてくれない。それどころか、高校の担任は少しでも就業率を上げようとして、実習先を辞めさせてくれない。どこにも逃げ場がなく、疲れ切ったソヒが最終的にとった手段とは果たして…

韓国で6年前に起きた実際の事件を基に制作された社会派作品。この事件の背景には、韓国の高校における就業率競争の激化や労働問題が存在するのだけど、日本にも通ずるところがあるよなあと思いながら鑑賞。とはいえ、ソヒの実習先であるコールセンターの状況は酷すぎる。

ちなみに映画の内容は二部構成になっており、前半はソヒ、後半はユジンという刑事を中心とした物語が展開される。

全体的にかなり重い内容のため、精神状態の良い時に観るのがおすすめ。全くスカッとしないモヤッと映画です。
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