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Dr.パルナサスの鏡のamuのレビュー・感想・評価

Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)
3.0
私の好みとは真反対に位置するテリー・ギリアム作品。

「キングスマン」にも書いたように私はどうにもイギリス映画、ヨーロッパ圏の作風が怖い。私の周りには一定数この監督のファンがいて、「未来世紀ブラジル」や「バロン」といった有名作品を激推しされたこともあるけれど、容易く挫折した。

サルバドール・ダリ的印象派絵画のような景色、とても小さい人、巨大な顔の出現。完全に無理め。それでもがんばって観たのは、ヒース・レジャーの遺作だったからです。

何回チャレンジしても気がつくと眠ってしまっていて(本当に無意識に落ちてる)ちょっと自分が嫌になったけれども、ちゃんと起きていても麦茶に手をかけて一瞬目を逸らしただけで展開についていけなくなり(洋画は字幕でしか観ない)、またわからなくなったところまで戻すの繰り返し。4回目のチャレンジでやっと観終えました。やたら時間かかった、、

そしたらレビューに寝ちゃう的な方を何名か見かけたので、この作品感想を肴に一緒に呑みたい気持ちになりました。(寝ちゃう同盟)

撮影途中でヒース・レジャーが亡くなり、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルがその役を引き継いでくれたということで、どんな感じで出てくるのかという期待と、しみじみとした思いでヒース・レジャーの一挙手一投足を眺めての鑑賞。

初めからジョニデ以下三名のキャストにトニー(ヒース・レジャー)の演者が変わる展開だったかのようで、またその方が自然であったことが圧巻だった。

ヨーロッパ圏作風が好きな方、わけわかんないくらいの不思議世界観が好きな方には最高の演者で仕上がっているので未見の方、一見の価値ありと思います!
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