昨日観た「水深ゼロメートルから」と同じ制作会社の青春映画だと思って観始めたんですが、元々は東映ビデオによるニューシネマファクトリーという発掘プロジェクトのコンペにより選出された脚本だそうです。今作の監督脚本は女性新人監督だとばかり思い込んでしまいましたが、けっこうなおじさん監督だそうです。
私はこのジャケットにすっかりダマされてしまいましたが、高校演劇原作とはだいぶ勝手の違う作品でした。ジャケの4人で何かしら行動を起こす青春映画なのかなあって想像してしまったんですけど、このうち真ん中の主人公が暴走する話でした。どんな暴走かというと先生が好き過ぎて家に押しかけたり、家に連れ込んだりという騒動をやらかします。そいうことからつけられたタイトルだと思うんだけど、元々の応募作のタイトルは「17歳は感じちゃう」だったそうです😂 このタイトルには監督の経歴を知れば誰もが納得するでしょう。約20年ほどAVの監督をやってた人だそうです。っぽいですよね😅 でも初めての映画がちゃんと一般公開されたんだからおめでたいことだと思います。すばらしい☺️
ヒロインちゃんたちは農業高校の高校生なので畜産ネタを色々やってました。ひよこから鶏を育てて屠殺から解体したり、牛の出産シーンをやったりしてましたけど、でもこの辺はどれもこれも取ってつけたような感じ。そういうのは吉田恵輔監督の「銀の匙」とかでもっとちゃんとやってたから興味のある人はそっちを観た方がいいでしょう😄
映画の中で一番際立つのはヒロインちゃんのキャラ造形かな。この子の言動が聞いてていろいろ腹立つんですよね🤣 また、このキャラクターの立体感が脚本の1番の要とも言えるんじゃないでしょうか。ペットなどの動物はなんでも好きで、家畜には敬意を払うところがあるんだけど、先生が好きで暴走するっていう。とにかく自分を通そうとするキャラです。しかし、そのヒロインに押しかけられた先生は迷惑そうにしていながら、実はそのヒロインちゃんの上をいく暴走っぷりでしたっていうオチがあったので、その最後の方はちょっとおもしろかったですよ。
東映ビデオっていうのは東映の子会社だそうです。そこで発掘した才能ってことなので、まあ、わたしはU-NEXTポイント使って観ましたけど、無料になったらちょっとのぞいてみルのもいいと思います😊
