アキ

ゴジラ-1.0のアキのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
3.0
3丁目の夕日についてはとってもよい映画な一方、寝た。ネタ!?いや寝た。誤解を恐れず言うなら苦手。真面目。遊びがねぇ。つまり、その手でもってゴジラに挑むはゴジラのゴジラ性が消沈してるのはゴジラ溜め無し3分登板で証左だろう。いわば。ゴジラで売ってんのにゴジラが主役でない時点で辛い。が、そうとは云いだしにくいからこそフィルマ5-1.0なのだぁ。

誤解してもらっちゃ困るのは、とてもいい映画だと思うんだ。とは云い条、金払う観客が何求めてハコへやってくるのかという視座なんだと思う。こんな三丁目の夕日withゴジラ見せられて果たしてゴジラフリークの腹を満腹にすることができるだろうか?だいたいにしてゴジラを初手の3分で登場させた時点で僕は、ゴジラの何たるかを全くこの監督はワカッテナイと思っちゃったんだ。てか思わない!?古風なドラマが主軸でもって、ラストにあんなスペクタクルもってこられても力学的に誰がワクワクすんの!?

結句山崎貴とゴジラは水と油なんだなと思う。ゴジラにドラマは必要ない。というのは硬い考えなのは承知なうえ、やはりというべきかコンセプトは超絶ゴジラに寄せるべきで、初手からそこをズラした表現でもって勝負するのは僕はちょいとばかし違うと思うんよ。つまりはお行儀のいいゴジラなんて求めてない。お行儀のよさで勝負したいならあえてゴジラ使わずともよかろうに。いやさ勝負してもよいのだが、そうした”ハラ”が見え隠れしてることこそが残念ながら終始吐き気を抑えることができなかった要因になってると思うんだ。要するにデキはいいけど生理的に無理だったという触感です。
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