カポERROR

ロスト・フライトのカポERRORのレビュー・感想・評価

ロスト・フライト(2022年製作の映画)
3.7
【ジェラルド・バトラー
 飛ぶ▶︎落ちる▶︎サバイバる▶︎また飛ぶ!】

私の愛する世界三大バトラーと言えば…
・オーラバトラー
・ローズマリー・バトラー
そして…
・ジェラルド・バトラー
…である。
(上の二つ…若い子知らんてw)
中でも、現役バリバリの脳筋肉弾汗臭ダンディ…ジェラルド・バトラー。
彼は、私と同い歳でありながら、私が持ち合わせていないありとあらゆる力を全て所持している。
(筋力・戦闘力・決断力…そしてきっと…精力…。)
左様、彼はまさに50代の星。
「そこにシビれる!あこがれるゥ!」のである。
その魅力は、『300<スリーハンドレッド>』や『エンド・オブ~』シリーズなどに見られる肉弾&銃撃バトル無双キャラにフォーカスされがちだが、私は何気に『ハンターキラー 潜行せよ』のジョー・グラス艦長役で彼が見せた”頼り甲斐のあるリーダーシップ”にベタ惚れだったりするのだ。
故に、本作のブロディ・トランス機長には、以前から並々ならぬ期待があった。
しかも、伝え聞いた話では、部下の副機長やCAも古の大映ドラマの堀ち〇みの如き「ドジでのろまな亀」などではなく、すこぶる有能なキャラばかりらしいではないか。
これはゴリゴリの骨太なサスペンス・アクションを披露してくれるに違いない!
鼻息も荒く、いざ鑑賞!!

〖結果〗
 俺よ、ハードル上げ過ぎや(;´༎ຶ۝༎ຶ`)

我らがジェラルド・バトラーは、期待通り部下思いの素晴らしいキャプテンシーを発揮していた。
だがしかし!
如何せんアクションパートを受け持つ他のメンバーが物足りないのだ。
まずフィリピンのチンピラ武装勢力にちっとも脅威を感じない。
(見たまんまの噛ませキャラ集団で、『エンド・オブ~』のマイク・バニングが相手だったら間違いなく10秒足らずで殲滅されている。)
その上、味方の囚人バディや傭兵達が撃ち合いで全くヤられないもんだから、緊張感も悔しさも怒りも湧き上がらず。
そもそも銃撃戦が大味!
CGも陳腐!
CA露出ゼロ!
熟女ゼロ!
「これ、もしジェラルド・バトラーがマーク・ウォールバーグとかだったら大爆死じゃね?」と心の中でひとりゴチてしまった。
(マーク・ウォールバーグさんに陳謝m(_ _)m)
…とまあ、あれこれ文句を並べたが、ジェラルド・バトラーのリーダーシップオタである私のような希少種向けファンムービーとしてはアリである。
また、我が父のように「アクション映画を観る時はね〜脳の主電源をね〜OFFにするのよ〜派」にもオススメだ。
(…あ、父上は常時OFFだった。)

鑑賞中は残念ながら驚きの少なかった本作だったが、何と囚人バディのルイス・ガスパールを主人公にした続編が企画されていると聞いておったまげてしまった。
本作(一作目)の原題『Plane』に対し、続編の原題が『Ship』(仮)とのこと。
(「週刊映画時評ムービーウォッチメン」にて宇多丸氏情報。)






…はい、今「こりゃ興行…難破必至や」とか小声で言った人!手を挙げなさい!

本作『ロスト・フライト』。
ジェラルド・バトラー好きで未見の方は、続編『Ship』の予習も兼ねて御鑑賞頂きたい。
(続編にジェラルド・バトラーが出演するかどうかは知らんけど。)
現在、U-NEXT他にてレンタル配信中。
カポERROR

カポERROR