今の世の中で、果たしてヒッチハイクを求める人に対してどれだけの人が応じてくれるのだろう。
見ず知らずの相手に、何をされるかわからない危険を感じる。
そんなことを考えながら、乗せてもらう側、乗せる側、両方からどうだろう?と思って見ていました。
事情を抱えた主人公が、ポツンとサービスエリアに取り残されて、携帯もお金も無い中でどうやってゴールに辿り着くか、というロードムービー。
と同時に様々な出来事を乗り越えて、自分の気持ちに向き合い、地理的にも精神的にもゴールへ。
主人公を応援しながら、共に傷つき、なんとか辿り着いた達成感。そして疲れた。
菊地凛子がいい。言うまでもないね。
2024年23本目。