無為な日々を過ごす独身の陽子の元に従兄の茂が父の葬儀に行こうと誘いに来る。
嫌々ながら高速で青森に向かうが、途中のサービスエリアではぐれてしまい、ヒッチハイクで青森へと向かう。
冒頭からわかるが陽子はしゃべらないし、人とのコミュケーション能力が著しく低い。
そんな彼女だからヒッチハイクに苦戦。
乗っけてもらっても、運転手との会話が続かないし、旅の報酬にと体を要求されたりも。
それでも徐々にしゃべれるようになり、旅は終点へと近づいてくる。
すっぴんなのかどうかは判別不可能だが、菊地凛子が化粧っ気のない素顔で全編通す。
触れ合いという意味では老夫婦との出会いが大きく陽子を変えることになる。
小さいかもだが変化が見て取れるラストに安堵する。