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シティーハンターのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

シティーハンター(2024年製作の映画)
4.7
物語の主人公・冴羽獠(鈴木亮平)は、東京・新宿を拠点にし、裏社会での様々なトラブル処理を請け負う超一流のスイーパー(始末屋)。
無類の美女好きで、美女に出会うとタガが外れてしまうが、いざ依頼を受ければ、並み外れた銃の腕と身体能力、そして冷静沈着な頭脳で、仕事を遂行する。
獠は、捜索依頼を受けた有名コスプレイヤーくるみ(華村あすか)の捜査中、謎の事件に巻き込まれ、相棒・槇村(安藤政信)の死に直面する。
なぜ兄が亡くなってしまったのか、死の真相を獠に問いただす槇村の妹・香(森田望智)。
一方、同時期に新宿で勃発していた暴力事件に、謎の薬<エンジェルダスト>が関わっていること、くるみがその薬の重要な鍵を握ることが判明する――。
香を危険な事件に巻き込みたくない獠は香を避け続けるが、槇村の死の真相を明らかにするため、香や獠とは腐れ縁の麗しき刑事 野上冴子(木村文乃)とともに、事件解決へ向けて動き出す。
単行本の累計発行部数が5000万部突破、一大ブームを巻き起こした大人気コミック「シティーハンター」が令和の日本で待望の初実写化。
「ワンピース」「幽遊白書」の実写化に成功したNetflixが、今回実写化に挑戦したのは「シティーハンター」。
キャラクターのイメージを、リアルに落とし込みつつコスプレにならない塩梅で実写化するノウハウを構築したNetflixと、コミカルな演技はアニメ版に寄せつつシリアスでキザな演技もアニメのイメージに寄せる硬軟合わせ持つ演技力と難易度高いアクションをこなす鈴木亮平が演じる完璧な冴羽遼やボーイッシュでキュートな魅力と芯の強さの槇村香が意外にもハマっている森田望智や小悪魔的でクールな野上冴子がハマっている木村文乃や安藤政信や橋爪功や水崎綾女のキャスト陣の原作愛に満ちた演技、コメディとスケールのデカいアクションのミックスが絶妙で特にクライマックスのユニオンのアジトでユニオンの傭兵たちと冴羽遼&槇村香の死闘は戦いの中で遼と香が息の合ったコンビネーションで次第に相棒になっていく関係性の変化も織り込まれたアクションシーンで「キングダム」などでも評価高い下村勇二アクション指導が見事に組み合わさった最高の「シティーハンター」実写版。
「この街には、俺みたいなヤツが必要なのさ」
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