KUJIRA

「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

IMAX鑑賞

敢えて厳しい評価をする。
TVシリーズの前回の最後と、新編の最初だけを単純に繋げて映画として公開。
映画だけの特別編集ならまだしも、本当にTVの各話を連続で流しているだけ。
デカいネットカフェか。

オープニングもエンディングも。
何回スタッフロールが流れるのか。
さっき見たばっかのシーンが、全く同じまま後で流れる事多数。

こんな手抜きな映画は観た事無い。
冒頭で、今までの話の流れを曲に乗せるパート。オリジナルはこれだけでは。

遊郭編はTVで観たまんま。
刀鍛冶の里編は、これからTVでやるやつ。
これで金を儲けようとは言語道断。
今回ガッカリした人は、次も映画館に来てくれるだろうか。
日本映画界が縮小するだけ。
アニメに偏った日本の映画制作だが、そのアニメでファンが離れる様な事をする。
正に、自分で自分の首を絞める行為。
タチが悪いのは、割を食うのは後進だと言う事実。
将来、面白い日本映画が観られる可能性が減る子供達が不憫。
事は重大。
これは重罪。

だから、大幅減点した。

だが、面白かった。

これは原作の力、現場の力。

原作を読んでしまっているから驚きは無い。
でも、堕姫の泣きじゃくる演技に涙目になった。声優さん最高。

映画館で聴く「紅蓮華」と「残響散歌」は、また格別であった。

後は、後藤さんのコミカルさが神懸かっていた。声優さん最高。

戦闘シーンは、正直に言って遊郭編からは期待していない。これは原作の問題だが、遊郭編辺りから戦闘が単調になる。
首を切れそうor切らせないの攻防ばかり。
しかも妙に尺を伸ばして来る。
首に刀が入ってから、お互い叫ぶ叫ぶ叫ぶ。
元々力入ってるのに、そのまま力を入れ続けて切れる訳無い。結果、切れるけど。

技もどう動いているのかが分からない。
ドラゴンボール化しちゃった。

刀鍛冶編の冒頭だけやっても戦闘シーンが無いから、遊郭編の激闘から始めたんだろうけど、それだったら何で映画にしたの?
作りたい作品があるのでは無く、映画館で儲かれば良い。そんな思惑が透けて見える。

いかんいかん。
褒めるコーナーだった。

原作は、修行や日々の様子を描いたパートと任務とのバランスが悪いと感じる。
はっきり言えば、前者が少な過ぎる。
私は、割とキャラの絡みが好きなので、延々修行や食事のシーンで構わない。
声優さん達の活き活きとした掛け合いが楽しい。

正直、今回の上弦2人に全く魅力を感じない。
今までの鬼達と比べて、明らかにデザインもキャラ設定も適当。

甘露寺さんの胸強調し過ぎ問題。

早く最終決戦突入しないかな。
また映画を作りたがるだろうけど。

そう、結局観るんだよ。
KUJIRA

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