KUJIRA

ありふれた教室のKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

ありふれた教室(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

学校での数日を切り取った様な話。
理想的に見える先生が、日々起きる問題に振り回される。無難に対応している様に見えるのだが、何故か悪い方、悪い方へ。

演技には見えない自然な授業風景。
ドキュメンタリーの様な同僚とのやり取り。
大作には無い、この感じ。
好きです。

お国柄の違いなのか、法律の問題か、あまり流れに乗れない。

盗みの証拠をカメラで撮ったら人権侵害?そうなの??
いやいや、やった奴が正義語っちゃう???

事務か何かの人が職員室入って、上着の内側物色。これで潔白は無理がある。他にどんな正当性がある行動なのか。
しかも、超個性的な柄のシャツ。

物証として間違い無い。

それ以前に、防犯カメラ付ければ良いのに。
人権問題?
盗まれる側の人権は??

ここのスタートが引っ掛かってるから、話にのめり込めない。

盗みの疑いを掛けられた職員の息子オスカーは、イジメの対象となってしまう。
でも、オスカー少年が声を掛けたらクラスが一致団結して教師に反抗。
ここに矛盾を感じてならない。
が、子供って訳分かんないでしょ。
案外そんなもんだよ。
と言われれば、そうかもしれない。

学校新聞で大騒ぎになるのは、欧米気質なんだろうか。
私の周りで、学校新聞の類を読んでた奴は皆無。

クラスメイトとケンカ。
あからさまな反抗的態度。
器物破損。
教師への暴力。
窃盗。
謹慎なのに登校。
反省無し。

理由はどうあれ、情状酌量の余地無し。

だけど、先生庇っちゃう。

結局、どうしたら良かったのかは提示しない。
ただ、誰が犯人なのか、誰が悪いのかも一切言及しない。

ルービックキューブ出してエンドロールは意外。
先生の事も信じたかったんだね。
終わり方としては雑。

エンドロール冒頭、神輿に担がれたオスカー少年。
神にでもなったつもりか。
と思ったら、警察に強制連行されたシーンだった。
何か英雄扱いしている様に見えてしまうのだが。

保護者説明会が荒れた後、トイレに入った先生。
ゴミ箱を洗面台にぶち撒けてストレス解消。
かと思いきや、ゴミ袋をスーハー。
過呼吸ね。

ちょっと衛生的に…
余計体調悪くなりそう。
KUJIRA

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