このレビューはネタバレを含みます
★楽しみにしていたので残念
邦画の限界を感じてしまった
過去2作品は原作ありきの物語を良く邦画でここ迄見せられるなと感心した
でも主要登場人物達に感じるコスプレ感は正直否めなかった
特に重要な役割を担う王騎将軍はやはり実写化が非常に難しいのでは
先ずこの重要なポジションの王騎に違和感が有る限り
うーん…となってしまうシーンはどうしても出て来る
他にも全く強うそうに見えない蒙武
老いて痩せ過ぎ覇気の無い呂不韋
拍子抜けした小栗旬の李牧
しかし思わぬキャスティングがハマった役も有った
それが過去作の長澤まさみ演じる楊端和が先ず第一
主人公信も徐々に表情に凄みが加わって来て山崎賢人は健闘してると思う
吉沢亮演じる嬴政も中々迫力が増して来た
王騎が厳しくてもその側近である要潤の謄も雰囲気が有り良い
更にここへ来て昌平君の玉木宏はイメージにピッタリで有る
出っ歯尾平も地味にずっと良い
コレだけ何とかイメージに寄せる役者を揃えてもやはり要の王騎が非常に厳しい
大沢たかおさんかなり頑張ってるんだろうけど
★全体的なテンポの悪さが今作には顕著に見られた
特に序盤
人質になっていた嬴政が趙から脱出するシーンも物語上かなり重要
にも関わらず嬴政が趙国にてどれだけ非残な目に遭っていたか
どの様な経緯を得て現在の志を掲げる王となったのか
信と王騎とのやり取りが重要な様に
紫夏と嬴政の間で何が有ったのかはとても重要だと思っている
それなのにそこが比較的アッサリと描かれている
悲痛な思いや緊迫感に悲しみ恐怖
嬴政の母親の件を全カットしてるのも大きい
アッサリ過ぎて正直何も伝わって来なかった
残念です
その後ものらりくらりと話が進んで行くがテンポが悪いので何度か倍速にした
過去2作が大健闘してたので期待し過ぎたのだろうか
★信と羌廆のアクションシーンは中々の見応え
しかし見所2人のアクションシーンは終盤にほんのちょっぴり
残念
次回作楽しみに待ってます