このレビューはネタバレを含みます
★で結局デンゼル・ワシントン演じるおじさんは賄賂を受け取ってたの？
実に何かが惜しい映画だった
初めにレビュースコア3.0を付けて迷った挙句2.9に下げた
ジョン・トラボルタ演じる悪役は中々良いしデンゼル・ワシントンの鉄道会社の管理職？も渋くて良い
だがしかし悪役ジョンと何か通じる物が有る様な描き方をしてるんだから
デンゼルおじさんが果たして本当に賄賂を受け取った悪人なのか正直気になる
そこをハッキリして欲しいと個人的に思ってしまった
最後にへっぽこ市長がN.Yを救ったヒーローだと温情で罪に問わないみたいに案に伝えてるけど
て事はどんなに活躍して街を救ってくれても罪人なんかいと
デンゼルおじさん良い人みたいだし子供の学費の為にって言ってたけどさ
子供の学費の為なら何でも有りかとかクソ真面目に考えてしまった
何だか腑に落ちない
街を救ったのは凄いけどだから無罪？
それじゃあ何でも有りになっちゃうのでは
★ラストで夕陽を浴びながら電車に乗って我が家に帰宅するデンゼルおじさん
ちょっとふふっとした笑顔に妻に頼まれた牛乳を買って帰る
ハッキリと映画内で実は会社に嵌められただけの本当に只の良い人
と断言してくれてたら
「良かったね」で終われたのに
その方が個人的にはスッキリした
魔が刺して悪い事しちゃたけど
罪悪感を感じながら命懸けで人を救う人間の姿を敢えて鑑賞者に観せたかったのだろうか
正直どう観て良いのか解らなかった
★ちゃんと悪役なトラボルタ容赦なく人質を殺す
人の命を凄く軽く見てるサイコ感がヤバい
そしてデンゼルおじさんには何故か執着を見せる
キモ危ない奴の役が最高にハマってた
話を結構丁寧に聞いてくれたからだろうか
はたまた善人ぶった罪人だからか
気分なのか何なのか
巻き込まれて人質にされ挙句殺された数人の人達が可哀想
この件はハラハラしながら観れた
デンゼルおじさんも会社に責められ罪悪感を抱える悩める姿が渋かった
どちらのおっさんも渋かったり味があったりキャラが立っている
だからこそ全体的に何だか実に惜しい作品と感じた
テンポは良くてサクサク観れます
