うかりシネマ

ゴジラxコング 新たなる帝国のうかりシネマのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

2カット目でコングが出てくるし、数分後にもうゴジラが出てくることから分かるように、ひたすらに怪獣が暴れ回る。
詳細なあらすじが二行で終わるくらいに中身がない。人間の会話シーンよりもゴリラ同士の会話(無論、字幕などがあるわけない)の方が長い。

怪獣映画やゴジラ映画のフォーマットはなく、前作同様にヤンキー漫画の文法で作られる。さらに発展させた結果、一周してヒーロー映画のような純粋ハリウッドアクションになっている。
『KotM』ではゴジラとギドラ、モスラとラドンが個別で戦っていたが、本作では理想的なタッグマッチでまさに怪獣プロレス。
タイタン同士の戦いも複数あるし、前作で仲間になったはずのゴジラとコングは当然のようにまた戦う。何故ならまた戦った方が面白いから。
物語の全てが怪獣ファーストでできている。ここまでくると怪獣映画ではないし、“ウィンガードのゴジラvsコング3”はさすがにないかな。