リプリー

ゴジラxコング 新たなる帝国のリプリーのレビュー・感想・評価

3.9
ドルビーシネマ字幕版にて。
今回もまあ良かったんじゃないだろうか。
モンスターバースらしく、対象年齢3歳以上といった感じで、怪獣プロレス的な見せ場の釣瓶打ちで飽きることはない。
人間は添え物ではあるが、あの立場の誰かになって地球空洞に潜りたい!と思った人も多いんじゃないだろうか。そう思えたのも個人的にはあの地下に潜るトリップシーンが良かったから。
あとは、小憎らしいキャラがいなかったのも加点ポイントで、モンスターのドラマ(?)に集中できる作りだった。
チビ赤コング含め一言も喋らないのにハッキリと会話がイメージできるのはまさにCGが発展した今の時代だからこそできること。「おい、小僧、早く案内しろ!」「ひえ!案内しますんで、どうか命だけは…」と心のなかで吹き替えしまくったのは僕だけじゃないはず。

モンスターバースの見方がわかってきたのもあるのだろうが、お話的にも前回ほどめちゃくちゃじゃなかったし、展開も早やい。

しかし、今回のゴジラはハッキリとコングの添え物で替えがきく存在だよなと思っていたら、次作はゴジラのバックボーンを掘り下げる物語になるとのこと。
バックボーンって…とはなるが、次回もこの方向に振り切ってくれるなら大いに楽しみにしています!