花とみつばち

ひとくず 新ディレクターズカットの花とみつばちのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

監督、脚本、主演を演じる上西雄大。
私はこの俳優さんをこの作品で始めて知った。
ダーティヒーローな役柄。
全体的に安っぽい雰囲気が流れる作品だけど、内容はなかなかスッキリして良かった。
ネグレクトと虐待をされているマリを偶然空き巣に入った家で見付け助けるカネマサ。カネマサ、マリの親登場人物すべて子供の頃親にまともに育てられていない。親自身が子供との接し方が分からない上に、男にのめり込み騙され子供が邪魔になる。全く脳が「 女 」にしかならず母性が存在しない。そこが私の分からないところ。
カネマサ自身、空き巣や殺人を繰り返す人間となり、そのまま成長する。原因は子供の頃にあり、親に責任があるが、その親もまたまともに育てられていない。負の連鎖である。
ラストの解決として、綺麗にまとまりカネマサにより幸福に育っていたマリが良かった。
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