フィンチャー
作品お馴染みの隙がない編集、
隙がないカット割、隙がないカメラワーク(いつもよりは緩め)、気づかないようなVFX(ゴミとかフレアとか、看板差し替えとか普通ではわからないやつ)、は同じみで、セブンのコンビというのが先行して宣伝されてますが、過度な期待は禁物。
フィンチャーも年取ったのか、いつものフィンチャーよりは癖は弱め。
そればかりか、ジョンウィック、イコライザーと近年の殺し屋ブームのなかで、どう違う感じで来るのか、予告の鈍重な印象からてっきり完璧な殺し屋、ゲームのヒットマン47を想像してましたが、、、
案外人間でした(笑)
そして引き立てるBGM。
フィンチャーのお家芸のノイズを使った音響効果。心拍数とリンクするように奏でられ、大変沈み込む低音が組み込まれているため、世界観に入っていくために『心拍数とリンクするような低音』が重要で、それを浴びるためには映画館でないときつい。
2週間後には配信されるが、
エンドロールの余韻がNetflix等の配信だと、次のおすすめ作品画面によってかき消されるため、上映時間と館数が少ないが、可能なかぎり劇場での鑑賞がおすすめ。