♪ 笑っちゃおう 愛しちゃおう
モア エナジーで
この規模で配信映画かあ。
…なんて思わず言いたくなる豪華な映画でした。ネトフリ…なんて恐ろしい子！
例えば、インド風結婚式の場面。
主催が「マハラジャ」と呼ばれる富豪ですからね。演出とは言え、豪華絢爛。招待客にはスイートルーム。結婚式用のドレスすらも消耗品扱い。iPhoneも無料配布です。
しかも、結婚式が本当に楽しそうなんですよ。
ダンスもあり、象もあり。インド映画を観るような雰囲気でアゲアゲになっちゃいます。これが本当の“目の保養”ですね。
また、基本的に続編ですからね。
世界観は既に構築されているし、一部の登場人物は前作から続投しているので説明も不要。テンポよくググっと惹きこまれていきます。
但し、前作よりもミステリ要素は薄め。
物語の核が大富豪の誘拐なので「誰が殺したか？」よりも「どのように身代金を渡すのか？」とか「無事に人質は戻ってくるのか？」というところが先立ちます。
なので、逆に言えばエンタメ度は高め。
ドキドキハラハラ…は主人公二人の気質的に無理なんですけど、それでも先が気になる脚本なんで、飽きが来ません。アクション場面も増えていますし、本当にバランスが良い作品です。
あと、今更ながらに気付いたのですが。
本作の主演ってアダム・サンドラーだったんですね…髭を生やしていたから気付きませんでした。というか、僕の目玉は相変わらず銀紙だった…ということなんですけども。
ちなみに彼は製作にも名を連ねていました。
そりゃあ、普通に劇場で公開されるレベルも当然の話。納得です。
まあ、そんなわけで。
難しく考えずに楽しめるコメディ。
下品なギャグも無いので家族で楽しめるのもポイントが高いと思います。また、この感じだったら、続編を量産することも可能だと思います。次は是非とも“閉ざされた山荘”を舞台にしてもらいたいですね。
脚本は我孫子武丸先生で。
