びーち

マエストロ:その音楽と愛とのびーちのレビュー・感想・評価

4.0
米国屈指の指揮者であり『ウエスト・サイド物語』を産んだ作曲家でもあるレナード・バーンスタイン。彼とその妻フェリシアの愛と葛藤に満ちた生涯を描いた作品。子宝に恵まれながら若い男性に手を出すバーンスタインと、それに苛立つフェリシアの間にやがて対立が生まれる。無論彼は彼女を愛しているのだが。富と名声を手にしても幸せにはなれない。とかく人生は難しい。モノクロで描かれた出逢いの頃、一廉の音楽家になってからのカラーの場面、マシュー・リバティークによる撮影はどちらも美しい。製作・監督・脚本・主演のブラッドリー・クーパーはいずれ巨匠の地位に辿り着くことだろう。
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