イニョン 摂理
廻生
前世を信じる心がどこかある、東洋人がこの映画を見るのと西洋の人が受け取る感覚ってどうなんだろう…と思いつつ
素晴らしい作品だった。余韻がすごい。
12歳の時ソウルから北米に移住し離れ離れになった互いに恋していたナヨンとヘソン。
20代でSNSを通じてつながり
距離を置き
再び30年後にニューヨークで再会する。
ナヨンはノラになり、母親としか韓国語で話さない。アメリカ人の夫作家のアーサーと暮らしている。
そんな中での再会。
細かな心の機微をすべて表情で表す。
嬉しさを隠せない笑顔
はにかみ
言いたいことを飲み込んだ笑顔
言葉が全部あるれてる笑顔ばかり
すごい、、わかる、、わかる!!としか言いようがない。手を伸ばせばきっと抱き合えたし、運命は大きく違っていただろうが、ノラは自分で決めたんだ。
アーサーがすべて口に出して気持ちを伝えてくれるのが救いで、この映画の素晴らしさになっていると思う。
だから3人のショットのとき、アーサーの手元しか映ってなくても集中できないことはなかった。彼の気持ちはわかっているから…
映像が素晴らしく鮮明。
景色はグレーなのに、緑と水に映る植物や光がたまらなく眩しい。ぬらぬらと輝く。
その背景を背負ってセンターで複雑な笑顔のノラに見とれたよ。
8000層の縁。
信じてんだよねー
わたしにも12歳の時に生き別れた恋人がいなかったっけ?と記憶の底を探ってしまいました。はは