ミイラになったミイラ取り

夜明けのすべてのミイラになったミイラ取りのレビュー・感想・評価

夜明けのすべて(2024年製作の映画)
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心の病気は実体験を伴わないと辛さを理解するのが難しい。見た目で察知するのも難しく、同情はできても共感はできない。
そういう意味では、この映画の肝は、2人を支える職場まわりの人達なんだと思う。公平に業務を割り振ったり、食事に誘ったり、発作をいち早く察知して動いたり、休日外出に誘ったり。
気を張るし発作時の面倒を考えると距離を置く人の方が圧倒的多数な気がする。
わからないなりに歩み寄ろうと、過ごしやすい環境を作ろうと動いてくれていたあの人達はすごいよ。